選挙戦がはじまりました。
私は今回、街宣車で大声を出すのではなく、みなさんの携帯やパソコンの画面を通じて、具体的な政策を訴えていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
最初に、議会にメスを入れ、要らないものを、摘出します。
■1-1:議員定数を削減しましょう。
議会は、「このまちの未来を決める場」です。
真剣で建設的・生産的な討議(ディスカッション)をたたかわせる場所です。
4年間、本会議でただの一度も質問を発しないような議員は、もちろん要りません。
逆に、行政の改善につながらない、非生産的な質問や論難しかできない議員も、要りません。
■1-2:物見遊山の議員視察を廃止しましょう。
観光ツアーあるいは親睦旅行と誤解されるような、議員そろっての視察旅行に、税金を使うのはまちがいです。
親睦を深めるだけなら、私費で催されなければいけません。
議員が自分たちで他の自治体へ学びに行き、純粋な視察や研修にあたる部分にだけ、各議員の政務活動費をあてれば十分なのです。
またその場合でも、視察の「成果」を議会・市民に対してきちんと報告・提案すべきです。
準備や勉強ひとつせずに視察にでかけ、説明されていることを理解できないまま、また視察先と南アルプス市との違いが「なぜ生まれているか」に気づかないまま、へべれけで帰ってくるような議員視察は、要りません。
せめて、小中学生の修学旅行を見習ってはどうですか。
いま、子どもたちがどれくらい勉強・準備してから旅行に行くか、議員のみなさんはご存知でしょうか。
もし、本当に全議員が学ぶ必要のあるほど重要な事例があるなら、むしろ先方で鍵となっている人物を議会費で招待して、市内で講演していただいてはいかがでしょう。
それなら議員以外、例えば市民や市職員も参加できるわけですし、お客様に南アルプス市の自然と産業をアピールできます。
はるかに安価で、多くの方にメリットがあるはずです。
■1-3:議会での議論をわかりやすく伝えましょう。
市役所をチェックするのが議会なら、その議会をチェックするのは市民です。
ケーブルテレビやYouTubeで公開されている動画と、その時執行部や議員の手元にあった資料(これが無いとまったく議論の内容や根拠がわかりません)、そして議事録の3点を対照しながら、真剣な議論が交わされているか、いつでもどなたでもチェックできるようにします。
将来的には、AIによる動画字幕生成を多言語で行い、議事録をたどらなくても議会の内容がスマホで把握できる未来を目指します。情報公開がすすめば、いずれは質問の内容について、「テーマ・視点」「調査・準備」「わかりやすさ」「成果」といった観点で多くの市民の方に採点していただくことも可能になると考えます。
■1-4:議場を有効活用しましょう。
庁内で最も大きな空間である議場は、本会議と一般および代表質問でしか使われていません。
「きわめて稼働率の悪い公共施設」だと言えます。
ごくまれに市内小中学生の見学が行われますが、無人の室内を見せ、説明して終わりです。
むしろ、子どもたちの学習・発表の場として、また市民の作品の展示・発表・演奏の場として、議場を定期的に開放・活用しませんか。
議員の目線を、市民の方もぜひ体感しましょう。
あなたや、あなたの子どもたちこそ、未来の議員なのですから。