今日は寒いけど良い天気ですねぇ。
明日明後日は雪予報なのがちと引っかかりますが(汗
このまま降らずに居て欲しいなぁ。
さてさて。。。
昨日の続きをと思ったんですが、今日はその前に補足って事で。
車椅子用グローブといっても、普通の人はピンと来ませんよね。かくいう自分も必要とするまでは存在すら知りませんでした(汗
それにこうなってからも使ってる人って、病院や施設なんかでも正直見かけた事がない。
まあおなじような症状だと、普通は介助してもらう事が多いので、必要ないってのもあるんでしょうが。でも出来るなら自分で動かしたくなっちゃうんですよねぇ。四六時中誰かに介助してもらえる訳でもないし、自力で行動しなきゃいけない時の方が圧倒的に多いしね。
車椅子でグローブつけてる人は結構見るけど、せいぜいレザーのハーフフィンガーってな普通のヤツばかり。なんで自分も最初はそれ系を使おうかなと思ってました。
でも普通の作りだと今の自分の体では、機能的にも強度的にも問題がある事が分かり。。。
大体握力自体がない。当たり前だけどある程度の握力がないと、操作出来ないんですよね。
MAXでも10kg前後の力しか出ず、しかもそれが維持出来ない訳で。この状態では当然握りこんで操作できないから、ブレーキ以外は押し付ける操作方法がメインになる。まあブレーキ時には当然握りこむ必要があるんですが、まずは漕げなきゃ話にならん訳で。
そうなると、普通の作りのグローブでは残念だけど役不足。摩擦力をもっと強くしなきゃいけないし、極力手に密着して伸縮しない素材じゃないと、ちょっとの力でずれて使い物にならない。力がない分、密着してないとほんと使い物にならんのですよ(^^;
なので装着方法も特殊なのが多いし、握り込めない分、手首や上腕まで使って操作する必要もあったりと、ちょっと汎用品ではカバーしきれない問題が多い。
これが同じ症状の人向けな既成の専用品。ロングタイプ。
素材は牛革、手の平側には滑り止め用のパッドが縫いつけてあります。甲側がマジックテープになっていて、貼りあわせて装着出来るようになっている。
上にあげた条件をクリアしてくと、ほとんどが上の写真のような作りになる訳で。
形状は多少違えど、はめると言うよりかぶせる巻きつけるタイプのが大半。まあ大抵のが一人で脱着できますってのが売り文句に入ってます。
写真の製品は装具屋が勧めてきた物なんですが、確かに脱着も楽だし、長さがあれば操作はしやすい。でもこの形状では、まずきっちり締めるって事が難しいんですよ。丁度良い具合に装着するには、何度も何度も付け直さなきゃいけない。そしてそれが意外に大変なんだよねぇ(^^;
で、まあ見て分かるとは思いますが、本体が長いだけに長袖での使用は不可。と言うか車椅子自体袖が長いととっても操作しづらい訳で。冬場は寒いし夏場は汗で大変そう。
まあある程度妥協して短いモデルを使えば良いんだけど、通気性の問題もあるし、何より装着がねぇ。。。まあこう言う形状なんで、こればっかりはどうしようもないのも分かるんだけど。
耐久性やグリップの面では良い感じなだけに、これもちともったいないなぁと。
因みに似たような形状のモデルは数社から出てまして、中には通気性を狙って牛革パンチングメッシュを使用した製品もあるんですが、これがまた。。。
装着感は結構いいんだけど、哀しいかなパッドのある手のひら側も同じ仕様で、負荷がかかると破けちゃうんですよ(^^;
寿命は短いよと聞いてはいたけど、まさかはめて5分で破けるとは思ってもみなかった(苦笑
普通は半年から一年程度はもつって聞いてたんで、きっとオレのは外れだったんだろう。
この他にも、伸縮素材を使って巻きつけるタイプがあるんですが、これがまた酷かったなぁ。
この手の装具にしてはデザインも結構良く、一人で簡単にきっちり締められます!ってのが売りなんだけど、伸縮素材なだけにどんなに絞めつけたつもりでも、実際使うと、車輪に当てるとその部分が伸縮して伸び伸びダルダルな状態で使えない。まあこれは最初から予想してただけに、逆に笑えてきたけどw
出す前に考えつかなかったのかよと、一人ツッコミしてましたw
で。。。こんな具合に中々良いのに巡り合えないまま、段々ともういいや、専用品=使えないってな印象が強くなってしまった訳で。
値段も安くて6000円~1万程度のが多いし、何よりカタログやWebでしか確認できない。現物の確認や試着はほぼ無理。買うにしても通販か装具屋に頼むしかない&納期も掛かる事が大半。
また販売業者も横柄な所が多かったり、何より専門店と言いながら商品知識が皆無。。。注文しても品違いってのも多く、返品はおろか交換も拒否とか、ちょっと信じられないような対応だったりとかねぇ。もちろんまともな業者さんもあるけど、基本黙って言う事聞けってなところが多いのも確か。トラブル起きても、結局自分でメーカーに交渉するしかないのがまた。。。
上にあげた品々、当然それぞれのメーカーさんもまじめに作っているとは思います。
まあ中には、なんじゃこりゃ?ってな酷いのもあるけど、それはレアケースだと分かるしね。
単に既製品では自分に合うものがないってだけ。症状も人それぞれだし、中々自分に合うものをみつけられずにいるだけなんだろうかなとも。こう言う製品こそ、オーダーメイドで対応して欲しいなぁと思ってしまう。
ただね、グローブ以外にも言えるんだけど、この手の製品すべて、サイズについてはちゃんと規格にそって作って欲しい。工業規格を謳いながら、実サイズはぜんぜん違うってのが多すぎ(^^;
グローブに関してのみで言えば、正直今までで表記通りのサイズだったの、1社のみ。
確認できないだけに、これは本当に痛い。。。ましてや簡単には交換や返品きかなかったりするしねぇ。返品や交換については、大半は販売店の対応の問題なんだけどね。
どのメーカーもサイズ違いについて問い合わせると、頚損の人は運動量が減るから手が痩せるって言う返答を毎回もらうんだけど、だったら工業規格ですって表記はいかんのではないだろうか?
因みにオレはトレーニングしてるせいか、ちょっと小さくなったかな程度で落ち着いてます。
元々グローブのサイズは工業規格でMとLの中間位。少し余裕をみていつもLを使ってました。
その後病院でこの件について聞いてみたんだけど、ケースバイケースってのもあるけど、痩せるケースってのはせいぜい半々位でしょうってな返答。
まあ元々装具や介護用品は、小さいのもあるんだけどね。
この手の基準になる体型が、165cmだそうで。まあはっきり言ってしまえば、お年寄りを基準にした規格なんですよ。なんで小さい細いが当たり前らしい。当然デザインや色なんかもそれ寄りの物になるそうで。それに、あのいかにも!ってなゴツイデザインなんとかして欲しいってのもw
これは市場が狭いだけに仕方ない問題なんだろうなぁとは思うんだけど。。。
まあこんな感じで、この手の製品買う度に、不満ばかりが募っていく訳で。。。
話を戻して。
で、色々と使ってみた結果、自分が結局車椅子用グローブに求めるものは何かを、まずは整理してみました。
1 きっちりフィットしてずれない事。
2 脱着が楽な事。
3 しっかりグリップ出来る事。
4 形状がそれっぽくない事。
5 耐久性があり、出来れば安価な事。
1~3は機能や使い勝手に関わるだけに特に重視。まあ4は希望wって事で。そして5は消耗品なだけに、切実な問題でもあるんですよね(^^; 毎回一万近く出すのは流石に泣けてくる。。。
てな具合で、仕切りなおしてまた物色する日々に突入。
そしてやっと、希望に近い製品に行き当たったのが年末近く。
さて、今日はここまで。次回こそ本題に入りますw
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お疲れではありませんか?
ゆっくりと、御自分のペースでお願いします。
しかし。。。専用品であるにもかかわらず、案外簡単に考えてませんかね?
もっと、使う人の身になって、商品開発して欲しいものです。
専用品を買う・・・と言う事が、こんなに困難な事だとは。。。
切実な物だけに、妥協はできませんからね。
「KADOYA」とか「クシタニ」で、オーダーできないかなぁ。。。なんて(^^ゞ
商売である以上市場が狭いだけに、仕方ないかなと思う部分もあるんですが、販売するならやっぱりもう少し研究なりデータを集めるなりはして欲しいかなと。ここが本当に難しいなぁと思います。ここ最近そう云うのを凄く感じてます。なんで、感じた事を忘れる前に書いておこうと思いまして。
一人ひとり障害の程度も違うのだし、本来はオーダーが望ましいんですよね。まあコスト面からも現実的ではないんですけどね。オーダーは正直あちこちに聞いてみたりもしましたが、殆ど無理でした。出来ても現実的じゃない金額だったりと、難しいなぁと。。。
そんな中でも、ワガママ聞いて下さる所もあったり。。。(・∀・)ニヤニヤ