蛍

人工的に孵化させた２００匹が見られるというので、見に行ってきました。

神社に大きな蚊帳のような何かを吊るしてそこに放つのかなと
勝手に想像していましたが、行ってみると暗闇に軽トラックが一台停まっているだけ。

　　　　　　　　


荷台に大きな虫かごがあって、その中にいました。


これで２００匹？？？　


光っているのは３匹～４匹じゃないか～
　　　　

でも、時間が経つにつれてだんだん光る蛍が増えてきました。

久し振りに見た蛍の光は　優しくて、柔らかくて、心が洗われるようです。


数年前に、蛍が有名な湯河原まで見に行きました。

そこは、川沿いに森が生い茂っていてまさに蛍天国。


暗闇に巨大なクリスマスツリーが点滅しているようでした。


私はこの時に、生まれて初めて本物の蛍を見たのでした。

また、数もものすごく多かったので感無量で、なぜか涙が流れました。


私が住んでいる市でも昔は蛍がいたそうで、現在もまた蛍が住めるようにとこうして繁殖させて
放たれているらしいのですが、他で育った蛍は違う場所ではなかなか育たないそうです。


こんな市民運動もあれば、ある地方では「カワウ」や「猿」の異常繁殖が
問題になっているというニュースを見ました。


この場合、カワウと猿は害虫（鳥？）という事で繁殖を止める、もしくは
抹殺されるようです。


同じ動物でも、希少価値だと【天然記念物】に指定され、手厚く保護されて繁殖目的で
人間が大事に育てて自然にかえしています。



少ないと保護し、多いと抹殺する人間・・・。

いつもどこかおかしいと感じます。　



でも、実際に人間に対して被害があるのだから仕方ないのですけどね。


なーんか、矛盾を感じるのです。


人間と動物、うまく共存できないのかな・・・。