法昌寺 kokoniari

北緯45度にある小さなお寺より発信

カムチャツカからのお客様

2018-09-30 | インポート

(じ)

9月 参加者7名
初めて参加する子が数名いました。
お寺に来るのももちろんですが、幌延駅から下沼駅まで列車に乗ったのも初めてなのだそう。




午後からはさらに子ども達が増えました。
何故なら、これがあるからです。



法昌寺がある場所は幌延町下沼。
日本で一番北の国立公園
『利尻礼文サロベツ国立公園』があるのです。
お寺はサロベツ区。
サロベツ区は豊富町と幌延町に跨っていて、原野、湿原、砂丘林、海岸とそれはそれはとても広大。
幌延町側にはビジターセンター、豊富町側には湿原センターがあります。
管轄の稚内自然保護官事務所にはレンジャー(自然保護官)とアクティブレンジャー(保護官補佐)がいます。

ということで今月は環境省JPR(ジュニアパークレンジャー)活動をしました。
内容は渡り鳥観察です。

帽子とバッチと指令書を受けとり

双眼鏡とカウンターの使い方を練習

皆の元気度を確認し、出発です。



バスの車窓から渡り鳥が見えると歓声があがります。
「いた!」
「すげ~~!」
「あそこにもいるよ!!」



カチカチカチカチ…
カウンターの音が響きます。
塗り絵式の紙に特徴を書き込んでいる子もいます。
鳥の名前は「オオヒシクイ」
どこからやってきたんだろ
何をしてるのかな
ずっとここにいるのかな

本堂に戻り、休憩おやつタイム。
そして、気づいたことを塗り絵式用紙に書き込んだり色を塗ったりしました。


クイズタイム

この鳥はどこから来たの?
何を食べるの?
重さはどのくらい?
鳴き声は?
3種類の鳥達がそれぞれ答えてくれます。
オオヒシクイはどれ?


稚内よりまだ北の方、カムチャツカからやってきたオオヒシクイ。


オオヒシクイは渡りの途中で、ここで休憩してるのです。
安全に体を休めることができる湖沼がたくさんあるから。
ヒシの実や牧草の芽のような食べ物がたくさんあるから。
ここで休んで栄養をとって、また渡っていくのです。
重さは5キロほど。
ほら、これが5キロ。

皆で5キロを感じてみました。

活動を記事にし、最後に感想を述べて、JPR活動は終了。
今日の活動はすべて終了



※法昌寺日曜学校、次回は10月15日です。
この日はJPR活動はありません。



※JPR活動は既に第1回目を7月に開催しています。詳しくは下記をごらんください。
https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/area/hokkaido-area/rishiri.html#report201804
第3回目は10月21日に開催予定です。











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