食農とエネルギーのイノベーション

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東海マルタ、堆肥工場訪問

2024-02-03 11:28:47 | 日記
2024年1月26日(金)にコンポスト学校同期の岩沢さんと掛川駅にて待ち合わせ訪問。途中、東名掛川インターでおりないといけないのだが、菊川インターまで行ってしまい、30分遅れで集合。掛川駅からは20分ほどで東海マルタに到着した。マルタさんは、40年以上の堆肥作りを実践されており、堆肥作りのノウハウの塊のような会社だ、今回は話を聞かせていただくことでまた違った角度で堆肥作りを俯瞰できると思い見学を申し出た。

代表の本橋さんにご挨拶し、工場見学を案内していただき、やはり堆肥作りのノウハウの塊だということがわかった。
まず、原材料は全て購入品であり、品質がコントロールされたものである。水分率が少ない粉状のものが多く使用されていた。
以前、鉄道関連会社から発生する食品残渣を使ったことがあるが、量が安定しないことと、水分率が高すぎて発酵のバラツキが多いことがありやめてしまった経緯があるということだった。
食品残渣を堆肥化する事業をしている私としては頭が痛い話だ。

堆肥分類としては、特殊肥料いわゆる堆肥、そして堆肥の中でもぼかし堆肥を製造している。コンセプトとしては、
「微生物の種類を増やす事を目的とし、原料の種類を出来る限り増やした資材」
とのこと。

HPにも紹介されているが、原材料は20種類程度とのこと。これほど多種多様な原材料で堆肥を作っている会社は初めて。
https://maruta-mogura.co.jp/maruta/wp-content/uploads/2022/06/モグラ堆肥ページ%E3%80%80ダウンロード資料%E3%80%80モグラ堆肥A(全).pdf

製造工程が4段階に分かれており、それぞれの工程で数ヶ月発酵させるというやり方をとっている。出荷までには、1年以上の時間をかけているとのこと。
何故、4段階に分かれているかはもう少し深堀したところ。

以下、原料の一例
 バッドグアノ(インドネシア)、サンゴ(沖縄)、粘土鉱物/微量要素(山形)、ホンダワラ
馬糞自体にもニーズがあるとのことで、「もぐらっ子」という商品名で販売している。馬糞、米糠、腐植(放線菌)を発酵させる、切り返しはしないということがすごく斬新。

有機JAS資材にも認定されている「もぐら堆肥」、今後も拡大していってほしいです。


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