こんにちは南仙台の父です。
トランプ政権が中東への対応を進め、イスラエルとハマスとの停戦、更にパ
レスチナのガザ地区の構想にも具体的な主張を始めています。
話が二転三転するところもありますが、最終的にガザからパレスチナ人を移
動させて、リゾート地化までを意図しているとの話も見えています。
まだまだイスラエルとハマスとの争いは先が見える状況にもなく、周辺のア
ラブ諸国からも反発が上がっています。
果たしてトランプ政権が目指すガザ構想は実現できるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、教皇のカードの逆位置が出ています。
教皇のカードの逆位置は保守や頑固、束縛や不信感、独りよがりや虚栄とい
った意味があります。
実際のところは難しいというよりもかなりリスクが高過ぎて混乱を更に増す
方向になってしまうというのが実情でしょう。
トランプ政権が考えるほど中東情勢は簡単ではない上に、前政権時代よりも
サウジアラビアやトルコなどの地域大国の力が強まっており、ロシアが撤退
したシリアの不安定さなども不安定要素となる中で、イスラム原理主義への
支持が更に強まってしまい、イスラエルを更に地域孤立に追い込んでしまう
といった悪循環に向かうリスクが高まります。
もちろん強制的に進めることはできるでしょうが、過去にはテルアビブ空港
でのテロなどもあって、手段を選ばない聖戦を活発化させることは十分にあ
り、場合によっては欧米への不満という形でテロが拡散することもあります。
表だけでなく、裏でも様々な動きがある中東の仕組みを考えると9・11のよ
うな悲惨な事態すら想定されることをどこまで考えているか、あまりイスラ
エルに寄り過ぎた対応は手痛い負債を負うことにもなります。
中東は世界でも一番難しい取引きの場所とも呼ばれ、中国も自身の思う通り
にできなかったことで自信をなくしたような場所です。
甘く考えない方が良いということだけは間違いないでしょう。
次に環境条件ですが、愚者のカードの正位置が出ています。
愚者のカードの正位置は自由や型破り、純粋や可能性、発想力といった意味
があります。
ガザ地域をどうするかについてはバランスも大事ですが、何よりも経済的な
恩恵を出していって、経済的な安定化を図ることの方が大事になります。
民衆からイスラム原理主義をどう引き離せるかが課題です。
今のままでは更にイスラム原理主義が強い力を示し、裏で潤沢なオイルマネ
ーも流入している実態も考えれば、そうした資金を超えるだけの経済的効果
を打ち出せれば可能性はないともいえません。
トランプ政権がガザについてもアメリカ第一主義、更にロビイストに従って
シオニズムへの重視を強めてしまえば失敗することは間違いありません。
トランプ氏はイスラム原理主義だけでなく、イスラム教にもあまり良い印象
を持っていないだけでなく、正しい知識も持ち合わせていない側面もあり、
イスラエルの力を過信している面もありそうです。
今までとは違ったアプローチができれば別ですが、伝統的な親イスラエルで
は間違った選択になり得ることを意識して、新たな展開を生み出せるかどう
かが今後のトランプ政権の行方を決めかねないことを十分理解した方がよい
かもしれません。