こんにちは南仙台の父（heperficio）です。
トランプ氏優勢の中で大統領選挙は進んでいますが、まだまだこれからも
波乱の状況が続くことが予想されます。
トランプ氏は自身が動くことでロシアとウクライナの紛争を解決できると
主張しています。
識者の中にはロシアへの無用な譲歩やロシアに偏った解決策によって、更
にロシアに勢いづけさせてしまうとの懸念を示す人もいます。
さて、どんな秘策があるのかわかりませんが、トランプ氏が3年以上続く
紛争を止めることはできるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、死のカードの正位置が出ています。
死のカードの正位置は停止や破滅、破壊や離散、終局や決着、消滅や損失
といった意味があります。
一時的に紛争を停めるだけの効果はあるようですが、それがそのまま最終
的に望ましい結果となるかはどうも違っているようです。
ロシアの意図は過去のソ連のように自身の周辺を城壁のように傀儡政権で
固めることにあり、それができれば黒海の主導権も回復できます。
また、今後は中国など多くの国との権益上の衝突も考えれば周辺地域の安
定化は重要な課題です。
更にはプーチン氏個人のロシア帝国並みの帝国化も念頭にあるため、ウク
ライナが最終目的ではなく、更に広い地域の確保が目的という話もありま
す。
こうしたことから考えると話は簡単にはいきません。
トランプ氏の過去の言動からすれば自身が乗り出しても、その後途中で放
り出すといったことも度々前任の際にもありました。
彼の考え方は単純なだけにその分だけ利用されやすいものにもなります。
悪い形での決着はその後の野心に繋がります。
最終的にはウクライナのロシアへの傀儡化、民族浄化によるロシア系への
権益委譲、農業生産の壊滅などによって更に不安定な状態を招くことにな
っていきます。
残念ながら悪い方向への流れ、更には消滅といった状況で米国を含めて
世界に不安を招くことになりそうです。
次に環境条件ですが、隠者のカードの正位置が出ています。
隠者のカードの正位置は助言や経験、精神や慎重、思慮深さや忠告、哲学
や変幻自在という意味があります。
彼が主導して事を進めることは結果として不幸を招くことになります。
ロシアや地政学に詳しい識者を置いた上で、その的確な助言と状況判断が
あれば停戦くらいなら可能かもしれません。
ただ、停戦はあくまでもロシアの体制立て直しの時間稼ぎにしかなりませ
ん。
本当にトランプ氏がアメリカファーストであれば、国際問題については識
者の助言に従い行動し、その助言によるベターな解決を目指すことにつき
ます。
残念ながらトランプ氏の考えるディールの通じる相手ではありません。
ロシアは約束など守る気はなく、彼ら自身がロシアファーストであること
をしっかりと念頭に置いた言動を行うべきでしょう。
さもなければトランプ氏自身が更に命を狙われる可能性すらあるかもしれ
ません。
