北大柔道部ログ

受験体験記(山本大輔)

面白そうだから僕も書きます

受験の参考になることを、僕の文章力では多分書けませんが頑張りはします

余裕のない受験生の方は、読み終えた後、貴重な時間を無駄にしたことで、僕に対して怒りすら覚えるかもしれませんので読まないことをお勧めします




試験前日に北海道上陸

高く積みあがった雪は初めてみたので新鮮でした

隣には父親がいる。過保護だ

そんな面倒を見るから僕のようにわがままな子供が生まれるのだ





ホテルに着く

父親は「試験会場を見に行くがお前も行くか?」と言う

私はそんな時間あったら勉強すると言ってお断りした

普通なら自分のことなのに自分で下調べしないとは何事かと怒られるかもしれないが、過保護のため「そうか」と言うだけで父親はホテルを出て行った





私はこの一人になれる時を待っていた

カバンから取り出したのは空のペットボトル2つ

飛行機内で飲みたくもないジュースを飲んで、大事に持ち帰って来たペットボトルだ




あれは北海道に行く何日か前のこと…

「お前北海道に旅行しに行くんだろwww。お土産にバターサンドと白い恋人頼むわwww」

と言うようなことを2人から言われた

僕は「オッケーwww。もっと珍しいお土産持ってくるわwww」と返事した

この瞬間に、今思えばとても痛い子な計画を立てていたのだった




ホテルからでて私が向かったのは目の前にある道に積み上げられた雪の山

私はペットボトルへしゃにむに雪を詰め始めた

手が凍える

それでも友達の喜ぶ顔が見たくてどんどん詰めた

ペットボトルを雪でいっぱいにすると私はホテルに戻った

部屋は確か5階くらいである

エレベーターで戻りたいが人通りが激しく、受験前日にペットボトルに雪を詰めている痛い子を見る世間の目に耐える自信がなかったため、仕方なく階段で上る

ホテルに着くとお湯でペットボトルを温め、雪を溶かした

ペットボトル1/4ほどの水になった

私はまた下に降りて雪を詰め、階段を上り、温めるという過程を4回ほど繰り返した

やがてペットボトルいっぱいに水が入った




油性マジックを用意する

「北海道の雪解け水」とでかでかとペットボトルに書いた

さらに、僕の満面の笑みの写真をペットボトルにノリで張り付け、その右側には「生産者の顔」と書き、

左側には「寒いなか、私が手を震わせながら丁寧にボトリングしました。極上の一杯をあなたに…」と書いた

珍しいお土産の完成である





これは後日談であるが、渡したうちの一人は「まずい」と言い、もう一人は今でも部屋に大事に飾ってくれている

素晴らしい友達を持って私は幸せものである




お土産作りに大満足した私は、そろそろやるかと勉強を始めた

数学は公式を確認する程度、英語は今までやった単語の復習程度に留めた

暗記モノの化学はうっかり忘れてたりすると大幅に点数が変わってしまうため、時間をかけて再確認した。

物理は公式も少ないし、確認するほどでもないので少しでも問題を解いていき、出題形式になれる方がいいと思い、まだ解いたことのない問題を解いていった。

そういう風にやっていくともう夜の9時くらいを回った

もう物理の問題を解く時間がそんなにない

睡眠に気を使うのもうっかりミスをなくすためにとても重要なことである

といってもまだ問題を解かないと不安でもある

まだ物理の「波」に関する項目と「熱」に関する項目がやり終えてない

北大の試験は毎年「波」と「熱」のどちらかが必ず出題されるのだ。

しかし時間的もないのでヤマをはってどちらか一方をやることにした

問題はどちらにするかだ

自分では決めかねたので友人に電話した

「よう」

「おう、どうした?もう北海道だろ?」

「ああ。ちょっと俺の人生をお前に託すわ」

「は?何が?」

「お前、『海』と『温泉』どっちが好き?」

「え?いや、うん、まあ…温泉かな?」

「オッケー!!ありがとう!!」

「よくわからんが役に立てうれし…」

プツッ

これ以上かまっている暇はないので、私はそうそうに「熱」を勉強した




これも後日談だが出題されたのは「波」だった

ちなみにこの友人はお土産をあげるうちの一人である






勉強を終えた

後は明日の朝を待つのみである


……



しかし朝はそう簡単にやってこなかった

別に緊張して眠れなかったというわけではない

ただうるさかったのだ

隣で爆睡している父親のいびきが…

この人は何しに北海道に来たんだろう?

あまりにも眠れなかったので一回起こして「うるさい」と注意し、僕は眠りについた






起きた

朝ご飯をしっかり食べいざ出発

途中、コンビニでご飯とバナナを買った

北海道のコンビニ、セイコーマートではバナナが売っているのだ

バナナは、かの有名な「発掘!!ある○る大事典(笑)」で紹介していた集中したい時などに食べ物なのだ

黄色という色も集中力を高めてくれるらしい

試験前にバナナをじっと見つめて集中力を高めている姿は周りから見たらさぞ滑稽であったことだろう






試験会場に着いた

そして…






ふぅ

ブログ書くのつかれちゃいました

もう止めにします

受験生の皆さんは、こんな風に途中で諦めることは止めましょう

諦めたらそこで試合終了だとえらい人が言っていました

私を反面教師にすれば合格は間違いなしです

そして合格したら私にお礼を言いに、北大柔道部の武道場まで来てください

僕のしもべの赤松組長が怖い顔で優しく応対してくれることでしょう

それでは頑張ってください!!

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コメント一覧

山本
僕が言うのもなんだが多分そいつろくなやつじゃねえぞ?
はやし
僕が北大をうろうろしている時に君は必死に雪をかき集めていたのかwww

まさか受験生がそんなことをしているとは夢にも思わなかった。
まだまだ固定観念に捕らわれているな、と反省するよ。
ちょっとそういうやつ探して柔道部に勧誘してくるわ
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