いよいよ引退ブログを書くことになってしまいました。
実は七大戦の次の日に書き始めていたのですが、その次の日になったら急に書く気が失せて筆を折っていました。玉本と田中が書いているのを見てそろそろ書かなきゃと思い、また電車での移動時間がとても暇だしスマホが低速から回復したので書き始めました。
私は今稚内にいます。
なんで稚内にいるのかって?
わっかんないですねー(笑)
昨年の七大戦から1年、人生の中で1番と言っていいほど長く感じられました。辛くて苦しくて終わりがなかなか見えない1年でした。昨年の七大戦優勝は嬉しかったものの、2連覇という目標が自ずと浮かび上がり、大会直後からプレッシャーに押し潰されそうでした。自分はあと1年で後藤さんや中山さんのようになれるのか、全く自信が無かったです。
その上後輩が全員辞めてしまい、新入部員も入らず、2人だけで七大戦に臨むことに孤独と絶望を感じていました。
さらに、七大戦の2ヶ月前にぎっくり腰になり、しばらく療養したものの完全には治らず、腰の痛みを抱えたまま七大戦に臨むことになりました。
その他様々な不安や心配を残したまま本番に挑みましたが、結果的に優勝し2連覇できたことは本当に嬉しいです。
私は決勝戦しか出ていませんが、今まで練習してきたことは全て出し切れたと思います。
昨年の七大戦での決まり技はほとんど立技だったので、今年は北大で学んだ寝技を活かすことができ、全く後悔なく終わることができました。
私がここまで柔道を続けてこれた理由として一つは同期や先輩、後輩、監督、コーチ、OB・OGさんなど周りの方たちに恵まれたからです。こんなことは滅多にないと思っています。七大戦後の慰労会で、これだけのOB・OGさんが応援してくださっていたということを知り、嬉しいと共に恐縮でした。本当の本当に感謝しています。
特に後藤さん、中山さん、松倉にはお世話になりました。
感謝することが多すぎてここには書ききれないので後に個別に感謝の気持ちを伝えたいと思います。
もう一つの理由としては、自分の柔道人生を中途半端で終わらせたくないという執念があったからだと思っています。
前にも何かで書きましたが、私は高校2年生の時に怪我で引退を余儀なくされており、後悔とやるせなさしか残りませんでした。それまで大学で柔道を続ける気はあまりなかったのですが、そこで初めて大学で柔道を続けたいという明確な強い意志が芽生えました。顧問の先生の勧めや東北大学の練習や大会に参加させていただいたこともあり、七帝柔道に興味を持ち、北大を目指すことにしました。(最初は総合文系を目指していたということと、当時女子部員が多かったので東北大ではなく北大を選びました)
大学に入ってからも怪我や体調不良に悩まされましたが(明らかに練習不足なのは自覚してましたし、後ろめたさを感じていました)、最後までやり切って何かしら結果を残したいという思いがあったからこそ腐らずに続けてこれたのだと思います。もちろん、周りの皆さんの支え合ってのことでもあります。
もう七大戦から1ヶ月経とうとしていますが、本当に全く後悔はありません。柔道をやり切った、完全燃焼したと胸を張って言えます。
職業的にこれからも柔道を続けていくことになりそうですが、ここで一つの区切りをつけられたのではないかと思います。(まだ就職が決まってないので何とも言えませんが…。受かってなかったらこの文は消えているかもしれません)
ということで、現在稚内にいるわけですね。
1年目から3年目の皆さん、3連覇がかかっており、プレッシャーだとは思いますが、日々後悔のないよう頑張ってください。応援しています。
あとお願いですが、今後新たに女子部員が入ってくることがあれば温かく迎えてあげて欲しいです。私たちの代で女子柔道部を途絶えさせてしまったこと、本当に申し訳ないと思っています。何かわからないことがあれば今年度中なら練習に行くし、聞いてくれれば答えます。
難しいことだとは思いますがよろしくお願いします。
余談ですが、受験勉強している間柔道部ログを読んで励まされていました。
浪人してまで入りたいほど北大柔道部が魅力的に感じたわけです。
今後もブログ楽しみにしています。
デジタルタトゥーには気をつけて!
引退したのでもう同期や後輩と今までのように共に七大戦を目指して練習することができないと思うと約1ヶ月経った今でもとても寂しいです。またブログを書くのもこれが最後だというのも寂しい気がしますが、ここでお別れです。
3年3ヶ月ありがとうございました!お元気で!!