神威岬からの絶景に感動した一同は帰路についた。
かに思われたが…
とその続きにいきなり入ってもいいのであるが
今回の旅行に関して
欠かすことのできない話がある。
本編に入る前に一つ赤松の発言について少し。
これは人伝えに聞いた話であり
どのくらい本当でどれほど誇張が入っているかは知る由もない。
そんな僕が記述しているということを念頭に置いて読んでほしい。
この前の飲み会で
赤松の名言が色々とあったらしい。
なんか事件が起きて
「あかんやろ~」
「こんなん、俺が好きな~とちゃう!!」
という発言をしたそうな
その発言が今回の旅でちょっとしたブームになった。
今回の旅行に赤松は参加していないはずなのに
このブームのために
旅行に行ったメンバーの脳内では
赤松もいたことになってしまうほど
その存在感が大きかった。
改めて
今回の旅行のメンバー
I黒さん
林
西田
井伊
赤松(脳内)
それでは本編
帰路についたと思われたが
途中に
「黄金岬」
という看板を発見。
そんな名前が付いていたら気になるに決まっている。
I黒さんにお願いして連れて行ってもらうことになった。
危うく通り過ぎてしまうような辺鄙なところに
「黄金岬入口」
の看板を発見
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どうやら山道に続いているようだ。
おやおや、
何やら黄色い、いかにも注意書き的な看板が見える。
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ガチ注意書き…
熊が出るそうです。
うん
帰りますか。
いや
でも
行く?
だって熊って
いったら幽霊より直接的な怖さを持っているわけですよ?
出会ったらもう
と、ぐちぐち言うのはこの変にして
では早速行きましょうか。
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るーららららららあー
るーららららあらー
甲高い声で
るーらららー
熊よけですよ、もちろん
ぱきっ
なんて音がしたらみんな体ビクビクですよ
えっ?
柔道部のくせにビビりだな?
いやいやいや
熊に勝てるわけないじゃん!!!
みんなビクビクしながらすすんで行きます。
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山道っぽいところから
少し視界の晴れたところにでた。
どうやら海岸から海へと突き出している場所のようで
周りには海が見える。
神威岬とは全く違った植物たち
草が中心で人より大きな植物はなかった神威岬に対して
木が中心で木じゃないくせに人よりもでっかい草がある黄金岬
観光客の数の違いも明らかだ。
木の実がなっていたりする。
そうこうするうちに
なんか見えてきた。
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怪しい
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とりあえずここが終点だったようだ。
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結構いい眺め。
黄金の要素は全くない。
お勉強タイム突入
夕陽に映し出された群来(ニシンの群)が
きらきらと黄金色に輝きながら岸をめがけて押し寄せたことから
黄金岬
と呼ばれるようになったらしい。
はい
帰りましょうか
また熊さんの恐怖との闘いです。
あの山道結構暗くて怖いんだって。
観光客が少ないと思っていたら
一組のカップルがやってきた。
女性の方からはフローラルな香水の香りが漂ってくる。
熊ってこんな匂い漂わせてたら近寄ってこないよね?
という話になり
赤松が熊だったらという話になった。
きっと
「あかんやろぉ~
こんなん、俺の好きな森とちゃう!!!
あんな匂い
…
あかんやろぉ~」
とか言ってるのじゃないかと
そんな妄想が繰り広げられた。
そんな
あかんやろぉ~トークを繰り広げていたら
いつの間にか入口に着いていた。
はぁい
じゃ
今度こそ
帰りますよぉ
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夕焼けがきれいですねぇ~
いやぁ良い旅行でした。
後は札幌に帰るだけですね。
と言いたいところですが
もう少しこの旅は続きますよぉ~
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