中国に着いたはいいが…
いきなりトラブルが続きこれからの旅に不安を抱く一同
でも
北京ダックは格別だったし、次は万里の長城が待っている。
不安である一方、楽しく期待も大きい。
夕食を食べ終えホテルに戻り、明日へと備える。
~本編~
ケータイの着信音で目覚めた。
昨日山本のケータイが使えることが判明し
このケータイで竜澤さんとやり取りをすることになっていたのだ。
もちろん電話は竜澤さんからである。
「5:00に一度電話をくれ」
昨日竜澤さんに言われていたのだが、現在5:30…
完全にやらかした。
すみません。。。。
今日はツアーに参加して万里の長城を観光する予定でる。
実はこのツアー昨日の夕食を食べている時点では、まだ集合場所や時間が決まっていなかった。
というか、竜澤さんからツアー会社に連絡を取るまで向こうからは音沙汰なしだったのである。
昨日の夜10:00ぐらいにやっと予定がわかった。
急いで支度をしてタクシーに乗り込む。
待ち合わせ場所は「地下鉄前門駅B出口」
着いた場所はD出口
時間がない!!
B出口はどこだ!?
地図があったので現在地と地下鉄の出口を確認
何出口かは記載されていない。
でも地下鉄と書かれているマークを四つある。
現在地と出口を比較し、あたりを付けてそこへ向かう。
ここであることに気が付いていれば良かった。。。
しかし急いでいる僕たちにはそんな余裕はなかった。
走る、走る。
なんでこんなに次の出口まで遠いんだよ!!!!
走る、走る。
やっと着いた。。。
ギリギリ待ち合わせ時間
なんとかセーフだ。
しかし、地下鉄の駅名を見て唖然
「地下鉄天安門駅」
しかもここも「D出口」
なんでD出口ばっかりなんだ!!
しかしそんなことを気にしている場合ではない。
戻るぞ!!!
走れっ!!
そして
山本のケータイが鳴る。
「すみません!!迷いました!!」
竜澤さんの指示を受け駅を探す。
最初の地下鉄駅まで戻ってきた。
よくよく表記をみると「A出口」
「D出口」だと思っていたのは「地下鉄」を示すDの文字
中国で地下鉄と言った時の頭文字の「D」であった。
Dのマークで示された地下鉄を
D出口と勘違いしていただけであった。
なんとか待ち合わせ場所に着くことができた。
待ち合わせ時刻の
約20分後のことである。
恐らく往復で1キロは走ったろう。
汗だくである。
ツアー会社の人がとてもいい人で待っていてくれたので助かった。
すみませんっ、すみませんと謝りつつも
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ホッと一安心、朝日が綺麗だ。
ツアーに参加するにはもちろんお金が必要なのだが
昨日は換金する時間がなく、今日もこんなに朝早くからは換金は無理である。
竜澤さんにお金を御借りする。
大変申し訳ないです。
ツアー終えたらちゃんと換金してお返ししますので。。。
いつまで続くのか、トラブルは絶えない…
はじめは僕達4人かと思っていたツアーだが
途中でお客を拾い、最終的には外人さん3人が増え国際色豊かなメンバーとなった。
今回向かう先は
万里の長城の「金山嶺長城」
竜澤さんお薦めのスポット。
ガイドブックに載っているところは「八達嶺長城」というところで
有名ではあるが修復が進み、まるでレプリカ
しかも人でごった返すらしい。
金山嶺長城は北京から遠く、寒いためにあまり人気はないらしいが
高層ビルが立ち並ぶ北京の市街地からどんどん離れていく。
広大な大地が広がり、古い家が立ち並ぶ。
遠くには山々がどこまでも続いている。
天気は快晴
雲ひとつない。
観光にはこれ以上ないくらい素晴らしい天気だ。
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トイレ休憩によったガソリンスタンド
さートイレトイレ
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これはまた何とも
車は更に人気のないところへと進んでいく。
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山々の上には長城が見え始める。
みんなのテンションが徐々に上がっていく。
万里の長城
おススメのスポットとは一体どんな所なのだろうか?
期待に胸が膨らむ。
万里の長城を歩きに行く