トラブルがあったがなんとか無事に会場に着いた一行。しかし、アップをほとんどすることなく試合が開始されるのであった。
しかも相手は強豪である。本当に大丈夫なのか?
本編スタート
さぁ試合開始である。
第一試合 R柔会
先鋒 小竹
開始すぐにがっちりと組み合う。相手めっちゃガチガチでやりづらい。
相手はバタバタしていて勝手に亀になってくれるが、逃げられる。
そして、開始30秒が過ぎたところで異変!疲れた...息が上がる...。アップをしなかったせいだ。とりあえず技をかけたら、それが決まってしまい一本。実に酷い試合だった。
中堅 河野
河野さんは3分間静止していた時間の方が長かったような気がする。河野さんも開始1分でバテバテだ。しかし、ポイントは動かず引き分け。
大将 隊長
相手はとても強そうだ。しかもデカイ。それでも隊長は果敢に攻める。ここで一本負けさえしなければ、こちらの勝利である。一方相手の方は一本狙いで必死である。しかし、それでも相手を浮かせたりする場面もあり、こちら優勢で試合は終わった。
結局1-0で北大の勝利である。2回戦に駒を進めた。
次の試合はT田柔道少年団である。先鋒はデカく、中堅大将に安定感がありそうだ。そして、結局対戦相手を見ていたらまたアップが出来なかった。
第二試合 T田柔道少年団
先鋒 小竹
!?相手が変だ。審判が「始め!」と言うが相手は動かない。コイツ寝ているのか?例えるならカビゴンである。それでも技をかけるが...重い...相手腰が重すぎる。この試合はこんな感じだった。
小竹 背負い
カビゴン 眠る
効果は無い。
小竹 内股
カビゴン 眠る
効果は無い。
小竹 一本背負い
カビゴン 払い巻き込み
有効を奪われた。
イメージができない?そんな人のために
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こんな試合をして負けた。もっとアップして動けていれば...
中堅 河野
河野さんはさっきに比べれば動けていたかな。相手が片手背負いに入ったところを、クルッと回ってよけていて踊っているようであった。しかし、ここを落とせば負けが確定してしまうため、河野さんは必死だ。こんなふざけたことは言ってられない!「河野さんファイトです!」そして、貴重な引き分け。(全体を通じて河野さんの試合はよく覚えていない。)
大将 隊長
0-1で向かえた大将戦。しかし、隊長ならやってくれると皆が信じていた。が、相手が逃げ腰で隊長の柔道をさせてくれない。無情にも時間が過ぎてゆく。ラスト30秒...あぁ、さすがの隊長もダメだったかと諦めかけたそのとき!相手がバテたのか亀になった。チャンス!そこを逃さなかった隊長は得意の形で押さえ込みへ。そして、北大勝利のブザーがなり試合終了。
結果1-1の内容で勝利
結局、足手まといになった、隊員小竹。隊長に「足を引っ張ってしまい、すいませんでした」と言うと。「本当や!!久しぶりにドキドキしたわ!!!!」と怒られてしまった。
決勝戦はH海学園大学である。今までに比べれば、大丈夫であろう。そして...
第三試合 H海学園大学
先鋒 小竹
さっさと潰して押さえ込み一本
中堅 河野
さっさとぶん投げ一本
大将 隊長
さっさと十字を極め一本
あっさりと3-0で勝利し優勝。なんか前の試合がアップになってしまい、この試合前に体がいい感じになってしまったのだ。そして、会場は完全に白けている。皆さん優勝してしまいすいませんでした。
こんな感じで団体戦は北大優勝で幕を閉じた。
この後は井伊の個人があるのだが、それまで中学の団体と昼休みを挟んだ。昼休みは11時半くらいからで時間に余裕があったので、来るときに見かけたラーメン屋に行くことに。
行ったのは確か「雅」というお店。到着したのが12時過ぎであった。
そのとき大瀬さんが聞いてきた
「時間は大丈夫なの?」
「はい、パンフに13時半開始って書いてあるので大丈夫です」
自信たっぷりに答えた。
しかし、店に入ると皆疑い始める、「本当に13時半からか?」。誰かが言うには「12時半からと言うアナウンスを聞いた」と言う。確認するために電話をする。
「あの競技はもう12時半からですか?」
「はい、そうです。もう始まっています。」
焦る一行。この時ラーメンをすでに食べていて、井伊はもうスピードで食べ始めた。
またこの時、隊長は
「あぁ~やってもうた、やってもうた...」
と言っていた。
そうこうしている内に井伊が食べ終わり、会場へ向かう。隊長も付いていくみたいだ。
果たして井伊は間に合うのか!?
次回へつづく