もうブログは振られず、次は引退ブログかと思ってたら、まさかのもう一度七帝直前にブログを割り振られた4年目の姿がそこにはあった。
というか、僕だった。
「もう引退まではクレスパには行かん!」と4月の新歓の時期に一度言ったのに、何だかんだあってクレスパにまた行く事になり、順当に次の日お腹を下した男の姿がそこにはあった。
これに関しては、僕じゃないと信じたい。
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横「ここから七帝戦に向けて必要なのは、”やるしかない,勝つしかない,柔道しかない”っていう覚悟とか勇気とかの部分だと思います」
羽「おお、良い事言うな」
大「”勇気”って言葉を最後につければ、大抵の事はポジティブに置換できますよね」
今&渡「そんなバカな。日本語はそんな単純な構造にはなっていない筈だ。」
大「じゃあやってみるか?」
今「やってみろ!もしも俺を納得させる事ができたら、坊主になってやる!」
渡「俺も納得させる事ができたら、俺らの代での男子校筆頭になってやる。その代わり、俺らを納得させられなければ、お前は東医体の為の練習と称した基立ちをやってもらうからな!」
大「いいだろう。その勝負受けて立つ。飛んで火にいる不死の鳥とはお前らの事だ!」
今&渡「いや・・俺らそんなカッコいいモンじゃねえよ・・?」
大「ゴホン。ではまずは小手調べ。”亀になる勇気”」
キム「お、やるな。やっている事はただ亀で守っているだけなのに、後ろに”勇気”とつけるだけで、まるでそれが、チームの為に必死になって最後まで我慢強く亀をやり抜くという強い意志を感じるかのようだ。そんな事は、一言も言ってないのに。」
(今井と渡辺にそこそこのダメージが入った!)
大「"授業中眠る勇気”」
佐「すげえ!結果として授業中寝ただけなのに、まるでそうする事によって、練習して強くなる事に全力を注いでいるかのような印象を受ける。そんな事は一言も言っていないのに!」
(今井と渡辺に追加ダメージ!)
大「”恋人を作らない勇気”」
荒「な、なんて事だ!もはや後がない!ただ恋人ができていないだけの筈なのに、七帝戦優勝という大義の為にあえてその境遇に身を置いているかのようだ!そんな事は一言も、本当に一言も言っていないのに!」
(今井と渡辺にクリティカルヒット!もう瀕死だ!)
こうして、大野の基立ちは回避され、その代わりに今井が坊主に、渡辺がいつか男子校筆頭をやる事になったのだとか。
※この物語はフィクションです。
祝!物語シリーズオフ&モンスターシーズン!
わかる人にはわかる、物語シリーズのパロディネタです。
ちなみにですが、我々北大陣営に必要なのは「七帝戦優勝のためにひとりひとりが全力を尽くす勇気」です。
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という事で、門馬です。
ついに七帝戦が目前に迫ってまいりました。何だかんだ10年続けた柔道人生にいよいよひとつの区切りがつくのですね。ここからは体のコンディションを整えて、最後やれる確認は全て行って、今の自分が作れるベストな状態で名古屋にいけるようにしたいと思います。
色々な胸中に関しては、七帝後の引退ブログにて試合を終えての気持ちも込みでしっかりと綴りたいと思いますが、試合前に、このブログを介してほんの少しだけ、今の胸の内をここに述させていただきます。
まず、北大柔道部で関わってくれた皆様や、応援してくれた方々、また、これまでの人生において僕の事を支えてくれた全ての皆様に「ありがとう」を伝えたいです。僕は、決してひとりでここまでやってこれる程の強い人間ではありませんでした。大学を含めたこれまでの人生は、柔道でも、それ以外の事でも、楽しかった事と同じかそれ以上につらい事や最悪な事にも多く遭遇し、その度に周りに心配や迷惑をかけてきてここまで来た、という自覚があります。
確かに、そうした出来事に遭遇してしまった事は少なからず不幸せでした。でも同時に、自分の事を見限らず、手を差し伸べてくれた人も数多く存在し、そうした方々に助けられ、今までやってこれましたし、こうして自分の人生におけるひとつの区切りとなる所に臨む事ができています。そうした部分も加味すれば、僕の4年間や、そこに至るまでの道筋は、バッドなはずがないと信じています。
だから、この七帝戦では、そうした、これまでの人生で自分を支えてくれた方々への「ありがとう」の気持ちを胸に、後悔のないよう思いっきり戦ってきます。
そして、ここでの僕の、僕ら北大柔道部の戦う姿を見て、見てくれた人の心に何か届くものがあれば、とも思います。そんな試合をしたいです。きっと、これからの長い七帝戦の歴史を見れば、今年の大会など刹那の出来事で、数年経てば大半の人からは忘れられてしまう取るに足らない存在なのでしょう。世間的には七帝戦を知らない人の方が多いですし。
それでも、今年の大会を見てくれた人の中に、少しでも自分の、自分達の頑張りが心に届き、誰かの背中を押す事が出来たらいいなと思います。
僕は、自分が今まで支えてくれた人達から貰ったものを、今後の人生で少しでも多く本当に困っている人に対して今度は与える側になって、背中を優しく力強く押してあげる事ができる人間になりたいと思っています。だから、今回の七帝戦も、今まで貰ったものに対する「感謝」を胸に全力で挑み、オリンピックのように大多数ではなくとも、誰かの心に届き、励みとなるような試合をしてきたいです。
実際の勝負は、上手くいくかもしれないし、上手くいかないで情けない結果になってしまうのかもしれませんが、そんな思いを胸に、「感謝」を持って全力で挑むので、是非応援していただけたら嬉しいです。
長い駄文にはなりましたが、引退ブログ前の正真正銘の最後のブログはここで終えたいと思います。本当はカッコよく締める事ができればよかったのですが、なかなかうまくいかないですね。やっぱ作家さんとかって凄いです。
PS
僕も試合前に好きな曲を聞いてテンション上げる、みたいな事はします。
最近は、
夢ファンファーレ、群青、ピースサイン、Rising Hope、果てない空、Shouted Serenadeあたりをヘビロテしていますね。
この辺は僕的に試合前に聞くと刺さる好きな歌詞が入ってたりするので。