常磐線でおでかけ
今日は建国記念の日。久しぶりに週の中に祝日がやってきた。いわきに居残っているので、たまには観光しようと、勿来に向かった。勿来までは普通で25分、508円。同じ市内なのに遠い。
ちょうど反対方向の電車も到着。
勿来の関に向かって歩き始める。線路を渡る陸橋でちょうど品川行きの特急ひたちが通過する。勿来駅の出口がカーブになっているので、鉄道写真風にはなった。
駅構内の線路を減らしたときにできたのか、S字カーブがちょっとだけあって、電車の後ろの方がくねっとしている。
勿来の関へ歩いてみる
このこ線橋を通って内陸部から勿来の関に向かう。すると、こんな看板が。
風船爆弾ってあの戦争末期にやけくそで打ち上げたやつ?確かにこのあたりの海岸は東に突き出ていて、アメリカ本土への距離は最短ともいえる。それはびっくり。
物騒なあたりを抜けて、勿来の関に向かう。だんだん急こう配になってくる。
途中に咲いていた白梅。青空に映えてきれいだ。
勿来の関に到着
山を登りきったところが「勿来の関公園」。勿来の関があったとされる場所だが、いずれにせよ律令制時代の関所なので、もはやどこだかわからない。海が見渡せる絶景なので、歌枕にはもってこい。
入口にある「奥州勿来関址」の石碑と『吹く風をなこその関と思へども道もせにちる山桜かな』を詠んだとされる源義家の像。
公園内の散策路。両脇には歌碑や詩碑がいっぱい。木漏れ日が心地よい。
山頂付近から太平洋を望む。
公園内にはいわき市勿来文学歴史館があり、その前のテラスからは海が望める。そこのテラスのガラスには、小野小町の歌が掲示されていて、まるでフォト一句で作ったような写真が撮れる。『みるめ刈る海人の往来の湊路に勿来関をわれすえなくに』
下には体験学習施設という、要は集会施設がある。
遠くに見える小名浜港。
桜の木も多く植えられていて、花見シーズンにはきれいなのだろう。すでに花芽が出ている木も見られた。
それにしてもいい天気だが、実は風が強くて凍えてしまう。
海岸沿いを駅に戻る
国道6号まで降りてきた。
入口には箱根にあるような関所の門が復元。
海岸には岩。
ちょうどいわき行きのひたちが通って行った。
太平洋。遠くに大型貨物船が多く浮かんでいる。
本当はこの先にあるスーパー銭湯に行こうと思っていたのだが、意外と時間が過ぎてしまったので中止。
駅で30分ほど時間待ち。昔ながらの構造の駅舎だ。駅前にも源義家像。
駅の中もシンプルで、昔ながらの国鉄駅。
14時過ぎの電車でいわき駅に戻る。