お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

週中の祝日

2020-02-11 | ふくしま日記

常磐線でおでかけ

 今日は建国記念の日。久しぶりに週の中に祝日がやってきた。いわきに居残っているので、たまには観光しようと、勿来に向かった。勿来までは普通で25分、508円。同じ市内なのに遠い。

 ちょうど反対方向の電車も到着。

 勿来の関に向かって歩き始める。線路を渡る陸橋でちょうど品川行きの特急ひたちが通過する。勿来駅の出口がカーブになっているので、鉄道写真風にはなった。

 駅構内の線路を減らしたときにできたのか、S字カーブがちょっとだけあって、電車の後ろの方がくねっとしている。

勿来の関へ歩いてみる

 このこ線橋を通って内陸部から勿来の関に向かう。すると、こんな看板が。

 風船爆弾ってあの戦争末期にやけくそで打ち上げたやつ?確かにこのあたりの海岸は東に突き出ていて、アメリカ本土への距離は最短ともいえる。それはびっくり。

 物騒なあたりを抜けて、勿来の関に向かう。だんだん急こう配になってくる。

 途中に咲いていた白梅。青空に映えてきれいだ。

勿来の関に到着

 山を登りきったところが「勿来の関公園」。勿来の関があったとされる場所だが、いずれにせよ律令制時代の関所なので、もはやどこだかわからない。海が見渡せる絶景なので、歌枕にはもってこい。

 入口にある「奥州勿来関址」の石碑と『吹く風をなこその関と思へども道もせにちる山桜かな』を詠んだとされる源義家の像。

 公園内の散策路。両脇には歌碑や詩碑がいっぱい。木漏れ日が心地よい。

 山頂付近から太平洋を望む。

 公園内にはいわき市勿来文学歴史館があり、その前のテラスからは海が望める。そこのテラスのガラスには、小野小町の歌が掲示されていて、まるでフォト一句で作ったような写真が撮れる。『みるめ刈る海人の往来の湊路に勿来関をわれすえなくに』

 下には体験学習施設という、要は集会施設がある。

 遠くに見える小名浜港。

 桜の木も多く植えられていて、花見シーズンにはきれいなのだろう。すでに花芽が出ている木も見られた。

 それにしてもいい天気だが、実は風が強くて凍えてしまう。

海岸沿いを駅に戻る

 国道6号まで降りてきた。

 入口には箱根にあるような関所の門が復元。

 海岸には岩。

 ちょうどいわき行きのひたちが通って行った。

 太平洋。遠くに大型貨物船が多く浮かんでいる。

 本当はこの先にあるスーパー銭湯に行こうと思っていたのだが、意外と時間が過ぎてしまったので中止。

 駅で30分ほど時間待ち。昔ながらの構造の駅舎だ。駅前にも源義家像。

 駅の中もシンプルで、昔ながらの国鉄駅。

 14時過ぎの電車でいわき駅に戻る。



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