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お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

九龍巴士51系統

2006-08-01 | たび

 おばちゃんは常連らしく、運転手とずっとしゃべっている。
 発車して、最初の交差点を過ぎるともう山道に入る。これが半端でない山道。ちゃんとセンターラインはあるものの、ものすごい九十九折。大阪の生駒山を越える阪奈道路みたいなものだ。運転手はそんな山道を思いっきり攻める、攻める。酔いそうだ。この峠道、荃錦公路というらしい。沿道はとても香港とは思えない風景だ。



かなり高度を上げたころ、おっちゃん4人組が乗り込んでくる。いでたちからするとハイキング客のように見える。もうひとつ先でおばちゃんが降りる。やがて峠のてっぺんに到着。右側に高い山が見える。大帽山というらしい。ちょうど国立公園になっていて、休日はにぎわいそうなところだ。

 やがてくだりに入る。これも攻める攻める。はるか眼下にこれから行くであろう町並みが見える。エンジンブレーキ使えというバス会社の表示があるのも日本とよく似ている。ところどころ、黄色いバス停標識があり、必ず停車することになっているらしい。暴走を防ぐためだと思われるが、この運転では役立つのだろうか?
 やがて、軍の施設の中に入ってくる。イギリス軍時代からの施設らしい。香港の気候だと、標高の高いところが好まれたのだろう。平地には空軍の滑走路もあるようだ。
 やがて平地に出て、ほっとする。石崗というところでおじさんたちは降りていった。変わって村人が一人二人と乗ってくる。そうこうするうちに、バスは終点の錦田に到着した。


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