勤労感謝の日。今回の宿は評判で選んだのだが、スタッフとあまり会わなかったこともあり、その良さが十分にはわからなかった。ただ、朝ごはんのバラエティの多さにはびっくり。満腹してチェックアウト。
まずは、駅のコインロッカーに荷物を預ける。駅の外に出ると、旧函館駅所在地の碑が。それでもここの場所ではなかった模様。
旧駅舎と桟橋改札口の間だったと思われる界隈。連絡船から特急の自由席まで、みんなでダッシュしたことが思い出される。冬場なんて、ホームが凍っていて危なかったなぁ。しかも、「北斗」の自由席は札幌寄りにしかなかったし。
「桟橋会館」に「桟ばし小路」と、当時の面影を残す名前が。
摩周丸に向かう。途中に津軽丸や
大雪丸の錨が展示してある。これらの船も鬼籍に入ったのかな。
摩周丸はかつての桟橋に係留されている。貨車を積み込んでいた可動橋のあと。
だいぶんくたびれている。
可動橋のパーツ。「10両、5両、3両、10メーター、5メーター、3メーター、停止」という入れ替えの指示のスピーカーの声が懐かしい。
車両甲板の出入口。ペンキが塗られているが、紛れもなくレールである。
市の施設なので仕方がないが、ファンネルマークがJNRだったら、母港は東京でなければならない。
乗船口は往時のものを使っている模様。
入館料500円を払って乗船。
JNRのファンネルマークに、いるかのシンボル。どちらもプレートではなくペイントでの表現で残念。
船内は大改造されていて、乗船口と同じレベルの甲板は封鎖。せっかくなので案内所ぐらいは残して欲しかったところ。航路現在地案内もあったねぇ。
復元された普通座席(椅子席)。リクライニングしなかったが、外を見るには良かった。冬に渡道するとき、(この窓はプロムナードデッキに面しているが、実際にはもう一階層下)まどにしぶきがかかっていたり、青森港にいるときから揺れて不安な思いになったりしたっけ。
ここは縁のなかったグリーン指定席を再現したエリア。
船首のサロンから眺める函館山。
ここも再現された普通桟敷席。外を見るつもりがなければ、ここでごろ寝すれば4時間の休憩になった。
操舵室。
コンパスデッキまで上がって、元町坂や函館山を望む。
レーダーマスト。識別符合のMsが残っている。
プロムナードデッキ。最初の頃はみんなでうろついていたが、2時間近くなると飽きたり酔ったりして船内に戻っていったっけ。
ファンネルマークのJNR。
最後の一年だけ付けていたJRマーク。
当時の思いを見つけたが、あまりの変わりように愕然として船をあとにする。