お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

ぶらりと蔵の街へ(2)初めての栃木市

2014-10-26 | たび
 駅から歩き出すと、建物の高さが低い典型的な地方都市の風情。ところが、旧・日光例幣使街道に入ると趣が一変した。なかなか風情のある商家と思われる民家。かなり傾いてるね。

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 味噌屋さん。酒屋、醤油屋、味噌屋は立派と決まっている。

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 味噌屋なのに屋号は油屋。二代目が商売替えをしたとのこと。

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 味噌蔵。味噌を売っているほか、田楽を食べさせてくれる。

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 神社。もうすぐお祭りなのかな。

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 商家になんとなくアンバランスな「○○商事株式会社」の看板。

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 肥料の看板。メーカーは、なんと旭化成だった。燐分を追加した硝酸アンモニウム?

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 土地の名家、岡田家の屋敷。今は記念館になっている。

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 門から中を覗いてみる。

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 電話は1番。これだけでも土地の名士だということがよくわかる。
 いまでも「0282(22)0001」らしい。市内局番が付いたときに、2から始まるのが普通だった(1からはじめると110番なんかと干渉するので)。その後桁数が増えたときにもうひと文字追加されている。電話1番→(2)0001→(22)0001ということかな。
 代々嘉右衛門さんを名乗っているようで、町名も嘉右ヱ門町になっている。

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 運河代わりに使われた巴浪川。うずまがわという難しい読み。

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 無料休憩所になっている蔵。

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 きれいにリフォームされた理髪館。

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 なかなか風情がある。シニアの皆さんも元気に歩いている。

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 洋館風。

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 嘉右ヱ門町の伝統的建築物保存地区を抜けて大通へ。交番まで蔵造りになっている。

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 裏通りに入ったところにある「栃木病院」。洋風の建築だ。

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 巴波川の水はきれいだ。水量が少ないので、かつての水運がイメージしにくいが。

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 県立栃木高校。立派な正門だ。

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 旧校舎が記念館として保存されている。

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 高校のそばには「県庁堀」が流れている。廃藩置県で栃木県が誕生して以来、県庁が置かれていた。その後、明治6年に宇都宮県と合併。明治17年に宇都宮に県庁が移されるまで、高校の敷地周辺に県庁があったという。県名と同じ地名なのに県庁がないのは栃木市、山梨市と沖縄市だが、山梨と沖縄は合併や改称で後から名前が付いたので、県名の由来となった都市で県庁がないのはここ栃木市だけだ。

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 県庁堀に沿って歩いて行くと、旧栃木市役所があり、そこにも旧館が保存されている。案内板があり、なぜ県庁が移ったかが記されている。「県令三島通庸が強引に宇都宮に持って行った」という悔しさあふれる表現が心を打つ。

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 山本有三の文学碑。「路傍の石」の作者は栃木出身だとか。子供の頃に途中まで読んだっきりだった。

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 旧庁舎を見る。つい最近まで現役だったとのこと。

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 表側に回って玄関。

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 街歩きを続ける。商家の荷揚場。

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 今は記念館になっている商家。左半分は栃木初の銀行として営業していたとのこと。

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 橋も立派な作りのものが多い。

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 蔵。

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 川沿いの民家。

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 水がきれいだ。この川は渡良瀬川につながっているという。

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 やがて、大きな商家が見えてきた。

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 地元NPOが運営する遊覧船。なかなか絵になっている。

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 青空がきれいなので、観光ポスターのような写真が撮れた。

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 ある街角。亀の子マークの日立、「ビクタービデオVHS」などなど、電気屋さんの看板が昭和だ。

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 極めつけは、SONYベータマックス。このシンプルなビジュアルはCMやテープのパッケージにも使われていて、品の良さを感じていたものだった。

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 しばらく歩いていると、立派な風呂屋さんを発見。2時頃というのに営業していた。

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 温泉ではないけれど早速入らせてもらう。風情のある建物だ。風呂はよく手入れされていて気持ちよかった。入浴料300円。

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 しばらくのんびりさせてもらってから、駅に向かう。

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 栃木駅。JRと東武が乗り入れている。高架駅になって新装開店している。

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 さて、どうやって帰ろうかな。



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