お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

原油高で航空会社はピンチ?

2008-07-12 | エアライン


実需の逼迫もないのに、原油高がずーっと続いている。おかげで石油でしか動力が賄えない船舶・航空業界、漁業者が悲鳴を上げているニュースが毎日のように伝えられる。

日航も全日空もついに低採算路線の見直しに入ったようだ。

日航は産経新聞iza!の記事「JAL、燃料高騰で路線廃止相次ぐ 関空-ロンドン線も」によれば、

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日本航空が関西空港とロンドン・ヒースロー空港を結ぶ路線と中部-福岡線を平成20年度中に廃止する方針を固め、地元自治体や各空港会社に意向を伝えたことが10日、分かった。燃料高騰に伴う路線見直しの一環。路線廃止は地元自治体の反発が強いうえ、空港運営にも影響を及ぼしかねず、協議の難航は必至だ。
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前々から不採算だといわれていたKIX-LHR線についにメスが入ってしまうようだ。もともとはジャンボのビジネス・エコノミーでスタートした路線。私も出張の帰りに乗ったことがある。そのうちファーストがついたと思ったら、いつの間にか2クラスに逆戻りしていた。そして少しでも効率化を狙って777に機材変更。大阪の人がけちというわけではないが、関西企業でも国際部門は東京においたりしているのだろうし、ビジネス需要はどんどん減っているのだろう。それに成田まで出ることを惜しまなければそれこそ選択肢はたくさんあるし。ロンドン、パリ、ロサンゼルス、シカゴ、ダラス・フォートワースへと関西からJAL運航便が飛んでいた頃が懐かしい。

一方の全日空も、路線廃止を検討している。
全日空、関空─グアム・中部─台北の2路線廃止を検討(読売新聞) - goo ニュースでは、
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全日本空輸が燃料高騰に伴う路線の見直しで、国内線に加えて、関西国際空港-グアム(1日1往復)、中部国際空港-台北(同)の2路線を廃止する方向で調整していることが12日、明らかになった。
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と報道されている。このほかに、関西空港~新千歳線の減便などが計画されているという。

その一方で、効率化を狙ったとは言うが、A380の導入はどうインパクトを与えるのだろうか。ちょっと心配ではある。

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全日本空輸が、購入に向け最終調整に入った欧州エアバス社の超大型旅客機A380について、最大10機前後の導入を検討していることが4日、明らかになった。燃料高騰の中、運航効率をアップするため、欧米の高需要路線を現行の大型機B777やB747-400から全面的に切り替える方向で検討を進める。
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時事通信の記事「全日空、最大10機導入=エアバスの超大型機-欧米線を全面切り替えへ」から引用。


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