自分がiPhoneで愛用しているアプリはいくつかあるが、その中でも使用頻度の高い二つのアプリがある。ひとつは手描きメモソフト「Fastfinga」、もうひとつはmixiの閲覧ソフト「mixi Browser mini(mBm)」である。どちらもたゆみないアップデートで実用的にも使い易くなっているし、楽しいソフトに仕上がってきている。
最新のアップデートで、両者に共通したものがある。それは、どちらもユーザーがカスタマイズでき、それをユーザー間で共有できるようにしたことだ。
Fastfingaの場合だと、「テーマ」としてメモの背景になる画像を入れ替えられるようにするとともに、編集画面のボタンアイコンも変更できるようになった。それについて作ったユーザーが画像として公開し、クリップボードにコピーするだけで自分のソフトをカスタマイズできるようになった。お仕着せのものには黒板や五線紙があるが、それ以外にもいくつかのテーマがセットされている。ユーザーの作ったものにはいろいろなものがあるが、中でも面白かったのは「チラシの裏」と呼ばれるテーマ。薄い紙に赤インクで印刷したスーパーのチラシの裏に落書きをするイメージだ。よく2ちゃんねるなどではつまらないことを書くと「チラシの裏にでも書いてろ」と揶揄されるが、それに対応した格好だ(笑)。
mBmの場合にも、作者がソフトの配色をコントロールするスクリプトの規格を公表し、mixiのコミュニティに公開するトピックを設置したことで、いろいろな人が配色(こちらも「テーマ」)を作り出している。
このように、ユーザーを巻き込むことによって、全体のロイヤリティを高めることができる。ユーザーはお仕着せのソフトという意識ではなく、参加意識を持つようになると考えられる。その結果、ずっと使い続ける優良なユーザーが増えるというわけだ。
しかし、このようなやり方にはマイナス面もある。つまり乗せちゃったらやめにくくなる、ということだ。mBmは作者がユーザーの過大な期待に堪えかねて一時は昨年末でサポート打ち切りという話まで出ていたくらいだ。それがテーマの公開を行ったというのは、作者が腹をくくったと見るべきなのか。
ユーザーの期待を上手くコントロールして、長続きしていってほしいものだ。
最新のアップデートで、両者に共通したものがある。それは、どちらもユーザーがカスタマイズでき、それをユーザー間で共有できるようにしたことだ。
Fastfingaの場合だと、「テーマ」としてメモの背景になる画像を入れ替えられるようにするとともに、編集画面のボタンアイコンも変更できるようになった。それについて作ったユーザーが画像として公開し、クリップボードにコピーするだけで自分のソフトをカスタマイズできるようになった。お仕着せのものには黒板や五線紙があるが、それ以外にもいくつかのテーマがセットされている。ユーザーの作ったものにはいろいろなものがあるが、中でも面白かったのは「チラシの裏」と呼ばれるテーマ。薄い紙に赤インクで印刷したスーパーのチラシの裏に落書きをするイメージだ。よく2ちゃんねるなどではつまらないことを書くと「チラシの裏にでも書いてろ」と揶揄されるが、それに対応した格好だ(笑)。
mBmの場合にも、作者がソフトの配色をコントロールするスクリプトの規格を公表し、mixiのコミュニティに公開するトピックを設置したことで、いろいろな人が配色(こちらも「テーマ」)を作り出している。
このように、ユーザーを巻き込むことによって、全体のロイヤリティを高めることができる。ユーザーはお仕着せのソフトという意識ではなく、参加意識を持つようになると考えられる。その結果、ずっと使い続ける優良なユーザーが増えるというわけだ。
しかし、このようなやり方にはマイナス面もある。つまり乗せちゃったらやめにくくなる、ということだ。mBmは作者がユーザーの過大な期待に堪えかねて一時は昨年末でサポート打ち切りという話まで出ていたくらいだ。それがテーマの公開を行ったというのは、作者が腹をくくったと見るべきなのか。
ユーザーの期待を上手くコントロールして、長続きしていってほしいものだ。