お客さんの会社が引っ越したので、定宿のサービスアパートでなくてもよくなったのだが、トイレ・シャワーを除けば全く問題がないので、今週も定宿に滞在している。もちろん、地下鉄で一本でいけることもあり、通勤に問題はない。地下鉄降りてから10分弱歩かなければならないが。
お客さんの会社の前にバス停があることが判明。何とかバスが使えないものか探してみることに。そうすると、何とびっくりソウル市役所が「日本語版」の「インタラクティブマップ」を提供しており、しかもバス路線の検索もできるという。
早速「ソウルマップ」「ソウルバスマップ」にアクセスする。最初になにやらアプレットをインストールされるが、問題はなさそう。ノートン先生も何も言ってこない。駅探のように発着地を入力(しかも日本語でOK)するやり方もあれば、地図のうえにポイントして探す方法もある。日本でもここまでやってくれるサイトはないと思う。
その結果、2つの系統のバスが該当することがわかり、地下鉄よりもお客さんに近いところにバス停があることもわかった。よし、これで出勤してみよう。
ソウルのバスは昨年あたりに大きく体系が変わり、幹線道路には中央にバスレーンと専用停留所が設置された。このバスレーンをフルに活用する青い幹線バスと、バス停がきめ細かい緑の支線バス、同じく緑色のマウルバスというコミュニティバスが基本だ。これに赤い郊外バスと黄色のバス(これはなんだろう)と、路線の性格によって派手な原色一色に塗り替えられた。これは外国人の旅行者にとってはわかりやすい。また、一部のバスでは行き先表示にアルファベット標記もなされるようになった。さらに、交通カードを持っていれば地下鉄と通し運賃が適用され、何に乗り換えても距離で運賃が決まるようになった。その代わり、以前より割高になってはいるが。
早速、検索して見つけたバスに乗る。本数は多いようだ。最初は専用レーンがない道を走るが、幹線なのでさほど混んでいない。専用レーンに入ると、ちょうど名古屋のミッキーバスのように優先信号などもあるようでどんどん走ってゆく。バス停も複数のバスが来ても大丈夫なようにちょっと長めのホームが作ってある。結局、30分ほどでお客さんの会社に到着。地下鉄と徒歩で行くのとほぼ同タイムだ。これは良い。早速愛用することにした。