今回の台風は大型で強く、前もって被害を避けようという準備が進んでいた。電車はさっさと止まったし、スーパーも早々にシャッターを閉めてしまった。おかげで東京周辺ではさほどの被害がなかった、と言いたいところだが、生活圏では多摩川周辺で氾濫が起きて、亡くなった方もでた。
それよりも、郊外での被害がひどい。あちこちの河川で氾濫、破堤・決壊が起きたほか、山崩れも多く発生した。鉄道に関するものだけでも、小田急の山のほうの区間、箱根登山線、各地のJR線などで被害が出た。登山電車は年内の復旧は無理とすら言われているらしい。また、上田電鉄の鉄橋が落ちたりもしたし、長野の新幹線車両基地が冠水して、まだ新しい北陸新幹線の車両120両が水没した(修理できるのかな)。
今日からまたいわきに行くのだが、仕事先や宿泊先を含む地区の浄水場が冠水してしまい、断水だとか。大丈夫かな。その前に常磐線が心配だったのだが、一応動く模様。ところが、福島との移動によく使う郡山までの高速バスが車庫が水没して減便だとか。
twitter(@yui_akb48loveさんのTweetから引用)
画像を見ると、見事にバスが漬かっている。で、検索してみると、こんな記事が。
郡山市と保土谷化学工業(東京都)、福島交通郡山支社(同市)は7日、災害時の路線バスの退避に関する協定を結んだ。災害が発生した際に車両の被災を避けるため、保土谷化学工業の所有施設や市有施設の駐車場を提供する。(福島民友新聞から)
先週の月曜日に結ばれたばかりではないか。せっかくの協定が生かされなかった形になってしまった。夜間だったから難しかったのだろうか。ありゃりゃ、まったく不運。
品川市長は「市民の足に支障が生じないよう努める」、瀬谷支社長は「災害時は初動が重要なため大変ありがたい」、村上工場長は「交通インフラの確保に協力していく」
というコメントが空しく、残念な気持ちになった。
磐越東線も止まっているので、今週の福島=いわきの移動は直行バスに乗らなければ。