JRの船の日中の下り便は、厳島神社沖をぐるっと回って例の大鳥居を見せてくれる。近づいてくると、プロムナードデッキはカメラを持った人で鈴なりである。ちょうど干潮の時間で、海に浮かぶ世界遺産、というわけには行かなかったが、遠浅でしかも干満の差が激しいことが良くわかった。
船は10分強で宮島桟橋につく。スターフェリーほど短くはないが、ちょうど良い船旅ではある。きっぷはここの改札口で回収される。ちょうどこの前乗った桜島フェリーと同じ方式だ。さて、厳島神社におまいりに行こう。
やはり、古い門前町でもあり、代表的な観光地なので土産物屋やら食堂やらが狭いとおりにひしめいている。江ノ島の通りのようだ。
と、一角に「大しゃもじ」が置かれている。そういえば、しゃもじと宮島さんは深い関係があるらしい。広島商業の甲子園応援団もしゃもじを鳴らしながらの応援だし、カープの昔の応援も「♪宮島さーんの神主がー おみくじ引いて申すにはー 今日ーーーもひろーしーまー かーち かーち かっち 勝ち♪(はなさか爺さんの節で)」と歌いながら、しゃもじを鳴らしていた記憶がある。
焼きがきのいいにおいをかぎながら、境内へ向かう。
すると、干潟になった鳥居周辺に降りられる道があった。是非行ってみよう。
下から見上げると、やはり立派である。そばに寄って初めて気づいたのだが、この鳥居の柱、まっすぐではなくて、太さがばらばらな木を使っていたのだね。
しかも、この形を崩さぬようにわざわざ埋め木をして補強までしてある。海面に埋もれる部分は藤壺がびっしりついているが、上のほうがそんなに不ぞろいだとは知らなかった。
反対側を見ると社殿の舞台が見える。
さて、今度は中から見てみよう。
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