定刻よりも30分早く、JAL8823便は北京首都空港に到着した。降機もあっという間に完了。ブリッジに出ると寒い。外は雪が積もっている。
空港の第3ターミナルはものすごく広い。中国の空港は一般的にバカでかいが、群を抜いて大きい。検疫が2回あったりなんだかよく分からない構造だ。香港の端から端まで歩いたような距離をたどって、ようやくイミグレーションへ。
外国人向けが混んでいたので、中国人民向けの窓口に誘導される。2~3人しか並んでいなかったので楽勝、と思っていたら何らかのアラートが出たらしく、後ろから上級の係員が呼ばれる。それでもう一度トライしたがだめ。名前を漢字で書けといわれて、パスポートを後ろに持っていかれてしまった。
待っているあいだ、審査官の女性は英語を話していたので、英語で「何が問題なのか」と聞いてみたが、何らかのアラートが出たのでチェック中だというのみ。やがて全員入国してしまったので、ゲートが閉まり、入国直後のソファーで待てといわれる。同行の同僚はニヤニヤしている。
コントローラーがいると思われるブースでどこかに電話連絡を取っている。10分ほど待っただろうか、女性審査官がちょこちょこ走ってきて、「ようやくOKが出た」とパスポートを持ってきた。「で何が問題なの?」ときくと「日本の自動化ゲート登録しているのにどうして出国スタンプがあるのか」という。「自動化ゲートは成田、中部、関西しかなくて、今回は羽田から来たからスタンプだ」というと「なるほどね」という。「それが問題なの?」「そうではなくて、ブラックリストに乗っている人に名前が似ていたから」だそうだ。「じゃぁ、次回からもこんなに時間がかかるの?」「それはなんともいえない」とのこと。今年はメインランドに続けてきそうな予感もあるので、それは困ったなぁ。
ここから、電車に乗ってターミナルへ向かう。車内の旅行者は私と同僚のふたりだけ。これが香港空港どころか、日本の地下鉄二駅分ぐらいありそうな距離。ほんとうに巨大だ。終点からバゲッジクレームまでも結構歩き、ようやく到着。すでに荷物は横に取り分けられたあとだった。(そりゃ、最優先で流してもらって、最後に来たらそうなるであろう)
ようやくタクシーに乗ってホテルへ。雪が積もっているが降ってはいない。運転手は宿の場所を理解しただろうか。
今回のお宿は市街地の北東の角にあるWestin。すっかりスターウッド縛りにあっている。まぁ、必ずアップグレードしてくれて、ラウンジもついて、朝食もつくとあれば、利用しない手はない。それにただいまダブルポイントキャンペーン中だ。
今回も角部屋のデラックスルームにアサインしてくれた。まずはお部屋のご紹介。
↓バスルーム。シンクが二つもあるが…。
↓バスルーム。右がシャワーブース、左がトイレ。シャワーブースからは外が見える。
↓バスタブ。TVがついている。
↓部屋。広ーい。もったいないぐらい。
↓フットマッサージ機があるのがうれしい。
↓34階建ての真ん中ぐらいだが、外の景色はこんな感じ。冬場で清掃していないのか、スモッグがひどいのか、窓は結構汚れていた。
一服したら、同僚に連れてもらって初北京を楽しんでみよう。