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アイデアリズム idealism daydream

放浪画家達人事件

おつかれっすぅ!

いさぎよく、カッコよく、放浪しようッ。

そこには自由がある。

自由だから絵なンぞ描いていても文句が出ない。

会社なり業務集団なりに所属してるのに、好き勝手に絵を描いていては揉めるモトになる。

他人と和しなくてもいいなら放浪すればいいが、和しなければいけないなら我慢も必要だ。

「我慢」というと考えただけで苦しい。

「コミュニケーション」とか変換して目先のつらさをかわしてみようか。

「交流」だ。

「ふれあい」だ。

これなら口当たりがいいから放浪に耐えられない赤ちゃンでも大丈夫。

糖衣錠の理屈だ。

反発も出なそう。

強面の都知事が口にしてもマイルドなムードで話が進む。

そう、3月17日は「家族ふれあいの日」なのだ。

家族がいないとふれあえないような気もするが、何にでも欠点はある。

たかだか1日で全てをカバーしてくれ、などと甘い事を言ってはいけない。

取り合えず、ふれあいの道も1日にしてならずぢゃ!

毎月第3土曜日を費やしてふれあうのぢゃ!

石原都知事の道徳理論、「心の東京革命」の一環だ。

レボリューション・オブ・ハートなのだ。

東京を革命する力、そのカギは優待券にある。

住民票を介して都知事とエンゲージした都民家族に与えられるその剣、イヤ券とは。

遊園地が安くなる!

レストランが安くなる!

コンビニも安くなる!

その数1,800ヶ所。

往年の地域振興券を思わせるキメの細かさ。

各地のレストランや娯楽施設は大賑わいだったとか。

都知事の満足気な笑みが目に浮かぶ。

家族とふれあうどころか1日経ってからそんな日があった事を知った私としては、思わず「パンとサーカス」というキャプションを付けたくなってくる。

むかーし昔の、ローマ帝国とかそンな頃か、とある権力者が問われた。

「陛下、民衆の反発を静め、国家の基盤を確かにする秘訣とは何でございましょう?」

陛下は応えた。

「パンとサーカスだよ、キミ」

愚かな人間共は、内容はともかく腹一杯メシが食えて娯楽があれば、あとの事はどーせ気にしやしないッて。

馬鹿共にはいい目くらましだ。

その間に支配体制を確立してしまえば思いのままだよむふふのふ。

愚かな都民達が「ガスト」でドリンクバー無料サービスに歓声をあげているうちに、都知事は「東京を革命する力」を手に入れて行く。

夜8時、「ガスト」店内モニターでは都知事のありがたいお言葉が流れたという。

「心地良いふれあいだろう?」
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