アイデアリズム idealism daydream

携帯と羅生門 その1 カウンセリングにて

2009年02月21日

 カウンセリングの日。
 葬式があったりしてかなり忙しい日々を送っていた事を告げました。

「それは大変でしたね」
「はい」

「ところで急な話なのですが、カウンセリングは3月いっぱいで終了させていただく事になりました」
「そうなのですか」
「はい。(どこかの施設で)臨床心理士が1人お休みを頂く事になりまして、私はそちらの方へ応援に行くことになってしまったのです」
「分かりました」

 いつかはお別れの日(私が健康を取り戻した時)がやってきますが、強制終了になるとは思いませんでした。

一期一会か・・・

-----鳴らない電話-----

「私、携帯電話を持つ事を止めようかと思っています」
「それはなぜですか?」
「私からかける事はあっても相手からかかってくる事はほとんど無いからです。かかってくる時は私に何かして欲しい、つまり用事を言いつける時だけなので。そもそもあまりかかって来ないし」
「そうですか」
「私は他の人にとって"便利屋"とか"穴埋め"でしか無いと気付いたのです」
「そうですか。それはとても悲しく寂しい事ですね」
「寂しく感じました。
 私にとって携帯は心をつなげるものではなく、遊びのツールでもなく・・・何と言ったらいいのでしょう。"他の人が私を使う為の物"なのかなぁ、と。
 どんな形であれ"使われるだけマシ"と思う事が出来れば良いのですが、私は一応人間で人形や機械じゃないから」
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