前回から
2009年08月20日
最初に結論を言ってしまうと、
1.MSXPLAYer付属以外のイメージファイルが扱えない
2.当たり前っちゃ当たり前なのですが、近頃のパソコンにMSXのROMカセットを差す事が出来ないので、(MSXPLAYer付属以外の)本物のROMカセットのソフトが使えない
(注意:MSX MAGAZINE 永久保存版 2の"MSXゲームリーダー"の回路図を見て製作出来れば使えるそうで・・・)
3.近頃のパソコンは3.5インチフロッピーディスクドライブ(FDD)が付いていないものが多く、(MSXPLAYer付属以外の)フロッピーディスク(FD)のソフトを使おうとすると別途購入しなくてはいけない
4.MSXPLAYerのBASIC命令「CALL FORMAT」でフロッピーディスクをフォーマット出来ない(専用のソフトが必要)
5.大体、近頃はフロッピーディスク自体がナカナカ手に入らない
というわけで、MSXPLAYer付属以外のソフトを使おうとするとかなりしんどいです。特に「1.」が致命的です。ディスクが壊れちゃったらどうするんだよ・・・。
MSXPLAYerはエミュレータと言うよりも「付属の懐かしきソフトを使う為のランチャー」と割り切る方が自然かもネ。
付属のソフトの数も多いし良質な物が多いので、コレだけでもかなり十分過ぎるほどなんですけれど・・・ねぇ。
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とは言うモノの、どうしてもエミュっぽく動かしてみたいのです。
正確に言うと「セリオス王子」に会いたくて仕方が無いのです。
取りあえず「BASIC」で「MSXPLAYer」だけを起動します。
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BASICが立ち上がるので、スキンを「仮想ドライブ4+FDD」にし、FDDボタンを押しておきます。
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FDDにフロッピーディスクを入れて、MSXPLAYerのリセットボタンを押します。
これだけで、後は本物のMSX(実機)とほとんど変わりなくソフトを使う事が出来ます。
あー、それにしても配線がグチャグチャしてますね・・・
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注意点として「あまりにもポップなスキンを使うと雰囲気ぶち壊し」って感じですかねぇ・・・。
「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」の重厚な雰囲気が台無し。
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結局、このスキンが一番無難な感じがします。ホント。
注意点その2として、本には書いてあるのですがMSXPLAYerを使う時は「Explorer(エクスプローラ、フォルダ)」は全て閉じておきましょう。
どうやらMSXPLAYerのディスクアクセスとExplorerが競合するらしく、explorerを使っていると正しくディスクが使えません。
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スキン無しって事も出来ますが、少々寂しい感じも。
それにしてもディスクロードの時間も実機とほぼ一緒なのは感動すら覚えてみたり。
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ドラゴンスレイヤー英雄伝説をMSXPLAYerでやっていて思った事が一つ。
あれっ、FM音源と画面の同期が取れていないよ? (音楽と画面のタイミングがずれる)
プリンセスメーカーはシミュレーションゲームでしたのであまり違和感を感じませんでしたが、ドラゴンスレイヤー英雄伝説では「実機よりもFM音源やPSGのテンポが遅くなる」ンです(画面の速度は実機とほぼ一緒)。
RPGだからムチャクチャ深刻というわけではありません。
が、MSXの唯一の自慢が「安い割には音が良い」というものでしたので、ココだけはゆずる事が出来ません。ハイ。
まぁ、ただ単にウチのSOTEC君の力不足というのも考えられますので「MSXPLAYerの完成度が後一歩及ばず」っつー決めつけは出来ませんが、チョイと残念な気がしました。