アイデアリズム idealism daydream

ジェットコースター達人事件

 やっす、どもどもども。

機械、それには全て人の未来へ向かう意志があり、確固たる目的が形を決める。

故に絶叫もまた、人の明日への一歩なのだ。

「ワー」とか「ギャー」とか言っても、それが未来へのいしずえなら、またよし。

大いに叫んで欲しい。

それも人間の特権だ。

動物の叫びは本能の発露であって、未来は切り拓けない。

植物に至っては叫ぶ事も出来ない。

だからって、だからって、動物も植物も叫んでないッていうの!?

ミミズやオケラが友達ならば、ミカンもメロンも叫ぶのだ。

ましてや、ヤマザクラが叫ばぬハズがない。

生皮248枚も剥がれて生活費に当てられて、絶叫せずにいられようか。

ああ、大自然の大絶叫。

ヒトによっては全身で聞き届けた諸君もいるだろう。

ママハハか誰かに教わった諸君もいるだろう。

それなのに、ためらいもなくナイフを突き立て、えぐり、剥ぎ取った瞬間の犯人は一体どんな心理状態なのか。

快楽農業事業士だ。

樹液まみれの伝統工芸。

濁った影と狂気が立ち込めた樺細工。

人を森林窃盗に駆り立てるものは、一体何なのか。

松田博尚容疑者と妻・登志子容疑者の精神鑑定が待たれるが、林業を知らない医師、或いは警察、そして私、或いは諸君にサイコパスの心の奥底を見通す事ができるのだろうか。

林業という深い森の中。

ヤマザクラの絶叫を引きずり出さずにはおかない、悪夢の快楽林業。

犯人はひとまず逮捕された。

だが、岩手県警よ、本当にこれで終わりなのか。

松田一人が全てを引き起こしたのか。

そもそも奴は本当に松田なのか。

ホンの手先、哀れな捨て駒、愚かな道化。

人が絶叫を求める限り、暗い衝動のままに凶刃を振るう森林法違反者は尽きる事はないのかもしれない。

機械でその衝動が押さえられるなら、入場料とか1DAYフリーパスとか大型遊具券とかにもあえてカネを払うもまたよし。

きれいサッパリ払ってくれ。

叫んでくれ。

案内はヘンケン・ベッケナー砲術長だ。

GMが護衛するから安心してくれ。

わーッ、サラミス!?

マゼラン!?

白いヤツッ!?

足無しッ!?

何あのペガサス級ッ!?

しええええええええーーーーーーーッ!?
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