01.Special To Me
ディスコ調なリズム刻みなんだけどAOLな雰囲気が大人~wって感じで好い。
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02.My Flame
2曲目でメロウ!?晩夏~秋のちょっと一息。都会的な大人の世界が広がる。
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03.Love Won't Wait
いいねぇ。70年代末あたりのメロディアスな音使い。プレーヤーの演奏が光る一曲。
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04.Can't Say Goodbye
歌唱力でせめる一曲。メロディやキーボードはやわらかいけど、真髄にあるソウルが聴けるのは嬉しい。
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05. Come To Me
そして、シンプルに歌唱で聴かせるソウルバラード。声がけたたましくないから怏々としすぎず、ちょうどいい。
デスペラードと似てるね。
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06.What You Won't Do For Love
1st cut single 1979 US Billboard#9
そして大人ジャズな曲へと。邦楽タイトルが「風のシルエット」よくつけたもんだ。悪くない。
エンディングかのようなクライマックス感。
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07. Kalimba Song
なんでしょう?!このアシッド感。イントロからしびれるCool&Darkさ。
既にこの時代にInterludeが。かっこいいわ。黒いアーバン感が。
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08. Take Me Back To Then
上記をはさんで、ちょっと切なくも壮大な広がりを感じさせる。
ちょっとした物悲しさが秋に匹敵。また、時代的に戦国自衛隊のラストシーンを思い出すw
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09. Down For The Third Time
この曲で〆るっていうのが、また素晴らしい。
UpでもDownでもない淡々としてるんだけどシンプルなコードに弦楽器とコーラス。
アンビエントかのような曲。ボーカルでさえ一つの楽器として感じる。
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総評:
秋!と言えば、この人。ボービー・コールドウェル。
六本木でのボビー・コールドウェルライブも行きました。2011年。
もともと、知ってる曲は、、、数曲くらいしかなかったんだけど
ライブに行くにあたり、作品を聴いていくうちになかなか嗜む感じになっていきました。
ほとんどのアルバムを聴きこんで行ったなー。
なんといっても、この人の音楽世界の大人感よ!!!
春でも夏でもなく、秋!が似合う。秋に聴きたい。アルバムジャケットも大人。
ボビーの柔らかく、時に尖る歌唱が素晴らしい。
声がマイルドだから技巧深さと、音が良い相性。Mr.AORの称号に相応しいボーカル力。
今作のアルバム発売年がディスコ大全盛後半だけに、アレンジや雰囲気が都会の夜。
で、まさにこれぞ!ボビー・コールドウェルのイメージを印象つける作品。
ポップス歌唱のようで、ジャズ歌唱のようで、ソウルフルだったり機知に富んでいる点が好きだな。この人の作品。
しっかり唸ってくれる歌唱があって、声の強弱を操れる、聴きごたえありな曲がいい。
今のR&B歌手は、、、、歌唱に唸りがなくてイマイチだからね。
ジャケットもアイドル売りはもとよりするつもりなく、オシャレアーティスト路線。
ティーン向けではなく、夜遊びしてる人用の音ですな。
これは名盤と言われてるだけに、メロディ、アレンジ、ボーカル。
すべてがバランス良く、あっという間にエンディングになってしまうアルバム。
夕暮れ~夜にちょうどいい秋の時間。
謎なのは、このデビュー作、いったいどれが本当のタイトル名なのか?
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