あのJAL123便の足跡を色んなところで見てきたので、この映画もまた、フィクションでありながらノンフィクションという感じで観たかった作品でした。
春以来の久々に埼玉越谷レイクタウンの映画館で観たのだけど、その春に観たのが「ハイスクールミュージカル3」で若者だらけだったのに対し、
今作品は年配の方ばっかりでしたw見渡す限り老人。
さて、作品に関しては3時間30分くらいという超ロング。途中に休憩があったのだが、かなり
ブチギリにして、10?15分?のカウントダウンな幕で、普通にまた始まる。
ここもうちょっと工夫して、暗転するなりして欲しかった。ブチぎりで「はい、休憩です」って、せっかく映画に入り込んでいるのに。
しかし長かった割りには飽きさせない作りとなっていて、主人公の渡辺謙の演技力なのか、映像によってなのかはわからないけど、ずっと楽しんで観られるものでした。
それにしても色んな見解ができる作品で、現在の労働法ができるまでの1会社のサンプルというものでしょうか。
そういえば~~~て感じで、
組合VS会社、組合組織人の会社の扱いなんて、あの時代ってそういうのあったろうに。
渡辺謙の不遇な左遷や、まぁ、左遷といっても、受け取り方さえ良く思えば、なかなかできない土地での暮らし、
また、左遷扱いではあったが、仕事ができる人、っていうのもあって仕事人としては会社からも認められた実力があってこそ。
晩年のケニヤ暮らしっていうのも、その頃のキャリアが物言うわけで。
会社の不当さって、こうやって、だんだんと労働者によって人権を持つべきものとしてきたのかなぁ、と。
1985年なんて、けっこう前だけど、人の働く時代としてみたら、ほんのちょっと前なのに、こんなに汗臭いというか激動な時代を反映させていて、
それで現在がある、平和に仕事ができて暮らせる事の幸せを噛み締めることができる点もなかなか良かった。
なので、70年代、80年代、90年代と渡辺謙のスーツのスタイルの変遷も見事でした。
あ~あ~昔ってそういう色合いとデザインのサラリーマンって姿だったなぁ、と。現代シーンではタイトスリムなスーツだったり。
というところで悪者とされる三浦友和の暗躍も逆に存在していたのも感じられるし、こういうのは現代にも代わらずいる。
何より、皆、愛社精神や愛国精神が出ていて、古臭さが濃厚でした。
でも、それがあの時代の「永久就職」でもあったわけだ。1つの事をガンバル、っていう感じで会社人間が美徳とされる日本。
それが現在にも生きる頑固な思想である年配の思想観念っていうのも解った。
でも、それが全てじゃないのよ~wって思うけど。
日本人の特質とも思っていたけど、時代に国民が奮闘していたと実感できた。
今は欧米的に「人」としての暮らしの中に「仕事」がある、って日本文化もなってきているよね。
難点は序盤のアフリカゾウを撃ち殺すCGなんだが、もうちょっとましなCGにはならなかったのだろうか。
ラストのアフリカシーンで各野生動物の群れが写るシーンがあったが、ラストにアフリカスイギュウの群れはないだろう。
アフリカといえば、オグロヌーの方が解りやすくアフリカだったのに。
そしてキャスト。
まぁ、主演の気合と魂を入れて作品化したという話がわかるくらいの熱演ぶり。まぁでもこの人のこの演技はちょっと飽きた。
脇に回っていい味を出して欲しいんだよねぇ。
懐!と思う清水美砂、鶴田真由、烏丸せつこ、田中健の発見にびっくり。まだおったんかい、みたいな。
加藤剛も滝田栄と区別つきづらいし、柏原崇も柏原弟か玉山鉄二か区別つきづらいw
鈴木京香も、ちょっと・・・お母さん役にするにはちょっとイメージわかない感じ。
嫁や小さい子供にはいいんだけど・・・・
ま、でもイイお子さん達だったこと。二人とも親思いな兄妹だった。
彼らが成長するまでの社会からの意地悪って、昔はよくあったし、日本ぽいし、最悪なのに折れずにまっすぐな人間と成長したのはすごい。
さすが映画だけあって、いたるところに名優が出演していた。
この映画を観た後に実際の本人の講演も存命なうちに聴いておけばよかったと心から思いました。
仕事として、他者に負けず、支援してくれた人を思い継続して仕事をやりきり、アフリカの野生の自然を見る暮らしをした経験をもつ人なんて、
人としての強さを持ち続けたとても魅力的人である。
原作が長い文、映画時間も長いが、葛藤がたくさんある中、どんな時代にも「自分」を持ち続け、「仕事の責任」も持ち続けたヒロイズムな精神を学んだ感じです。
とにかく色んな立場の人々がいて、その誰からも色んな考え方と行動した事が悪いものというものがない。
その時起きた事実にどう立ち振る舞うか?どう考えるか?どう行動するか?ツライ人もたくさんいるが、皆乗り越えなければならない現実でもある。
皆、生きるのに懸命だったからこそ、アフリカの野生と合い通じるところがあるのかもしれない。
アフリカの夕陽は世界一美しいと言われているだけに、沈まぬ太陽のエンドロール時の太陽は見ごたえがあった。
誰が悪いというわけのものはなく、それぞれの問題、葛藤など、複雑な思いが交差する人間模様は、現代現在を生きる我々も同じ立場である事を強く感じさせた作品。
■http://idolhappiness.web.fc2.com/hoppy.html
春以来の久々に埼玉越谷レイクタウンの映画館で観たのだけど、その春に観たのが「ハイスクールミュージカル3」で若者だらけだったのに対し、
今作品は年配の方ばっかりでしたw見渡す限り老人。
さて、作品に関しては3時間30分くらいという超ロング。途中に休憩があったのだが、かなり
ブチギリにして、10?15分?のカウントダウンな幕で、普通にまた始まる。
ここもうちょっと工夫して、暗転するなりして欲しかった。ブチぎりで「はい、休憩です」って、せっかく映画に入り込んでいるのに。
しかし長かった割りには飽きさせない作りとなっていて、主人公の渡辺謙の演技力なのか、映像によってなのかはわからないけど、ずっと楽しんで観られるものでした。
それにしても色んな見解ができる作品で、現在の労働法ができるまでの1会社のサンプルというものでしょうか。
そういえば~~~て感じで、
組合VS会社、組合組織人の会社の扱いなんて、あの時代ってそういうのあったろうに。
渡辺謙の不遇な左遷や、まぁ、左遷といっても、受け取り方さえ良く思えば、なかなかできない土地での暮らし、
また、左遷扱いではあったが、仕事ができる人、っていうのもあって仕事人としては会社からも認められた実力があってこそ。
晩年のケニヤ暮らしっていうのも、その頃のキャリアが物言うわけで。
会社の不当さって、こうやって、だんだんと労働者によって人権を持つべきものとしてきたのかなぁ、と。
1985年なんて、けっこう前だけど、人の働く時代としてみたら、ほんのちょっと前なのに、こんなに汗臭いというか激動な時代を反映させていて、
それで現在がある、平和に仕事ができて暮らせる事の幸せを噛み締めることができる点もなかなか良かった。
なので、70年代、80年代、90年代と渡辺謙のスーツのスタイルの変遷も見事でした。
あ~あ~昔ってそういう色合いとデザインのサラリーマンって姿だったなぁ、と。現代シーンではタイトスリムなスーツだったり。
というところで悪者とされる三浦友和の暗躍も逆に存在していたのも感じられるし、こういうのは現代にも代わらずいる。
何より、皆、愛社精神や愛国精神が出ていて、古臭さが濃厚でした。
でも、それがあの時代の「永久就職」でもあったわけだ。1つの事をガンバル、っていう感じで会社人間が美徳とされる日本。
それが現在にも生きる頑固な思想である年配の思想観念っていうのも解った。
でも、それが全てじゃないのよ~wって思うけど。
日本人の特質とも思っていたけど、時代に国民が奮闘していたと実感できた。
今は欧米的に「人」としての暮らしの中に「仕事」がある、って日本文化もなってきているよね。
難点は序盤のアフリカゾウを撃ち殺すCGなんだが、もうちょっとましなCGにはならなかったのだろうか。
ラストのアフリカシーンで各野生動物の群れが写るシーンがあったが、ラストにアフリカスイギュウの群れはないだろう。
アフリカといえば、オグロヌーの方が解りやすくアフリカだったのに。
そしてキャスト。
まぁ、主演の気合と魂を入れて作品化したという話がわかるくらいの熱演ぶり。まぁでもこの人のこの演技はちょっと飽きた。
脇に回っていい味を出して欲しいんだよねぇ。
懐!と思う清水美砂、鶴田真由、烏丸せつこ、田中健の発見にびっくり。まだおったんかい、みたいな。
加藤剛も滝田栄と区別つきづらいし、柏原崇も柏原弟か玉山鉄二か区別つきづらいw
鈴木京香も、ちょっと・・・お母さん役にするにはちょっとイメージわかない感じ。
嫁や小さい子供にはいいんだけど・・・・
ま、でもイイお子さん達だったこと。二人とも親思いな兄妹だった。
彼らが成長するまでの社会からの意地悪って、昔はよくあったし、日本ぽいし、最悪なのに折れずにまっすぐな人間と成長したのはすごい。
さすが映画だけあって、いたるところに名優が出演していた。
この映画を観た後に実際の本人の講演も存命なうちに聴いておけばよかったと心から思いました。
仕事として、他者に負けず、支援してくれた人を思い継続して仕事をやりきり、アフリカの野生の自然を見る暮らしをした経験をもつ人なんて、
人としての強さを持ち続けたとても魅力的人である。
原作が長い文、映画時間も長いが、葛藤がたくさんある中、どんな時代にも「自分」を持ち続け、「仕事の責任」も持ち続けたヒロイズムな精神を学んだ感じです。
とにかく色んな立場の人々がいて、その誰からも色んな考え方と行動した事が悪いものというものがない。
その時起きた事実にどう立ち振る舞うか?どう考えるか?どう行動するか?ツライ人もたくさんいるが、皆乗り越えなければならない現実でもある。
皆、生きるのに懸命だったからこそ、アフリカの野生と合い通じるところがあるのかもしれない。
アフリカの夕陽は世界一美しいと言われているだけに、沈まぬ太陽のエンドロール時の太陽は見ごたえがあった。
誰が悪いというわけのものはなく、それぞれの問題、葛藤など、複雑な思いが交差する人間模様は、現代現在を生きる我々も同じ立場である事を強く感じさせた作品。
■http://idolhappiness.web.fc2.com/hoppy.html