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オーメン

2013-06-06 19:46:24 | 映画

オリジナル初期2作が大好きだったので(3作目はもうあれ?って感じだったし、恐竜博士になっちゃうわでここでは好きな作品には含めない。)
大期待で、そうそう。公開日が2006年6月6日に張り切って観にいこうと思ってたのに、変な上司にシフト変わってって頼まれて、渋々引き受けて観にいけず。

そのまま、ずっと観てなくて。ようやく観ましたわ。

お父さんはあれだね。Xメン0で出てきたビクターか。日本人でいうと仲村トオルが最適かな。
岸田今日子かと思ったら、ローズマリーの赤ちゃんのあの人!すげ!
と。まぁキャストは良かったですわ。怪しい少年のダミアン役とか。

とにかくオリジナルに忠実に

ていう点では、可もなく不可もなく、リメイク作品の中では優秀レベルです。
が、ただ、それだけなんだよな。演技力も負けずに上手なんだけど。なんだろ。

意外と、デヴィッド・シューリス出てきてるから、何か活躍してくれんのか?と期待してたのに。
原作どおりに話が進むから、ちっとも新鮮味がなく。また、現代設定になってるので、

70年代独特のフィルムの質感や、時代背景が希薄でちっとも怖くない。
ごくごく普通の豊かな時代の生活シーンが出てるから、オカルトというより殺人事件的な感じに見えた。

後はやっぱり、音楽がないのが!残念。
オーメンの良さは、あのおどろおどろしいサントラが肝なんよ。
ジェリーゴールドスミス氏の!と思ったらこの作品の2年前に故人となっていたんだね。

いやぁあの、切迫する宗教的歌曲はすごいのなんの。て。それ使わせてもらえばよかったのに。
とはいえ、なかなか良い興行成績だったようで、オーメン好きな人は観たんだろうなw

なんだろう。ジャッカルの母親だとしても、んー。人手に渡すような薄情じゃないけどねぇwジャッカル。
もっとも客観的にこの作品を観る事も出来たんだけど、改めて考察すると、子供だけに弱い存在の小悪魔ちゃん。
周りのサポートありきで、危機を脱してるという風にも見えて、いつ人側が攻勢になる可能性も高くてハラハラしたわ。

それにしても、副題の日本タイトルの大げさぶりに笑える。というか、2006年6月6日用に作ったとも考えられてw

東欧のシーンや、日が落ちて夕暮れになる頃のデビルスタイムの怪しいシーンの多かったのも良かったな。
黙示録やハルマゲドンとかのモチーフもなかなか良いけど、仏教徒国の我々にはちょっととっつきつらいんだよね。ほんとは。

出来れば、続きの作品も観たい!

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