特に距離や年式の進んだエンジンで街中しか走行していない車両の場合は先のブログでもお話しした様にその熱量からあまりアペックスシールの中央部は摩耗が均一せず徐々に圧縮低下をしていきます。(イメージ)
でもそれはメーカーの想定している事ですから急に圧縮が下がると言う事では無く、余程の事がないとありません。
その様な状態の車両で、以前お話しした様な特異な点火制御理論?を施したECUにするとノーマルのそれとは違う燃焼温度及び熱分布からノーマルで高回転高負荷を常に使っている様な状態になり、その結果一時的とはいえアペックスシールの均一化が図られ圧縮が上がるではと推測いたします。
では、そのまま使い続けるどうなるか?
今度は逆に圧縮が下がって行くと考えられます。
(それが車両に問題なくECUが変わっているに多い、なぜか?圧縮低下するという不思議な現象)
もしかしたら圧縮が上がったタイミングでノーマルに戻したら下がらないかも知れません。
これらの検証を数値化するにはエンジンベンチ等や測定器を使って検証するしかなくそれはメーカーの様なシステムを用意する事になります。
また結果に関しては膨大な時間と費用も掛かる事から、あくまで推測の域は出ません。
(個人的には大変興味あります)
でも車に起きている現象(圧縮が上がっても下がっても)は測定器等により事実としてある訳です。
そこに真摯に向き合うか向き合わないかの話ではないかと思います。
生産廃止車は、起きている現象に対して一つ一つ改善していかないと乗って行けません。
制御部品が劣化してたり悪さをする事もあるでしょう。
良かれと思った部品が悪かった事もあるでしょう。
しかし、その結果は車両に必ず症状として表れます。
それらの症状はオーナーさんが想定していたものか?
自動車メーカー、サードパーティーのメーカーが想定していたのか?
判りませんよね?
だから調子よく乗っていく為には、起きている現象疑問を調べ改善する必要があると私はその様に思います。
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