楽天爺さんの気まぐれ日記

・田舎暮らしを楽しんでいます。

老子の言葉№24

2012-07-16 | 先人の知恵に学ぶ

老子:道経:苦恩第二十四

苦恩第二十四
跂者不立。跨者不行。自見者不明。自是者不彰。
自伐者無功。自矜者不長。其於道也、曰餘食贅行。
物或惡之。故有道者不處。

跂(つまだ)つ者(もの)は立(た)たず。跨(また)ぐ者(もの)は行(ゆ)かず。
自(みずか)ら見(あらわ)す者(もの)は明(あき)らかならず。
自(みずか)ら是(ぜ)とする者(もの)は彰(あきら)かならず。
自(みずか)ら伐(ほこ)る者(もの)は功(こう)無(な)し。
自(みずか)ら矜(ほこ)る者(もの)は長(ちょう)ぜず。
其(そ)の道(みち)に於(お)けるや、余食(よしょく)贅行(ぜいこう)と曰(い)う。
物(もの)或(つね)に之(これ)を悪(にく)む。故(ゆえ)に有道(ゆうどう)の者(もの)は処(お)らず。
  • 余食贅行 … 余食は食べ残し。贅行は贅形で贅肉。無駄なもののたとえ。

難しい道ばかりえらばない。近道もある

高くなろう高くなろうとして、つま先で立っている人は、長く立って入られない

人生の道は、難関な、道ばかり選んではいけない。どうでしょう、たまには

安易な道をのんびりと歩いてみたら、遠回りばかりしていては、疲れ果てる

だから。時には近道も必要である。


跨(また)ぐ者(もの)は行(ゆ)かず。

大股で歩いている人は、けっして、遠くまで歩き続けることは出来ない。

汗をたらして、息をはずませ、早く目的地に着こうと、大股で歩いていくのも一生

涼しい風を受けて、汗をかかず、休み休み、あたりの風景を楽しみながら

のんびりと歩いて行くのも一生。人間の終点は、死ぬことである。


 

自(みずか)ら是(ぜ)とする者(もの)は彰(あきら)かならず。
自分の考えが正しいと思って、自分の尺度だけで他人を支配しようとする者は
楽しく、ほがらかな生活は送れない。

苦難福門って言葉がある、これは、苦難を乗り越えたものだけにいえる言葉
見える、苦難と先行きが見えないがゆえに、深まる苦難もある。
しかし、大自然の摂理は、その人に、乗り越えられない苦難は与えない。
今朝、道場を出て、車に乗ったら、メールが届いていた、クウガさんからだ
イガ爺の息子と同じ年の、職場の仲間だった、M君、かわいい息子さんが
病魔と闘っている、今の状況を報告してくれた。
大変厳しい、状況であるとの事、イガ爺、ある願掛けをしている。
イガ爺、努力精進が足らなかったのか?
先日、会った時に、「最悪の状況になった時に、やり残しの後悔をしないように」
「夫婦が愛和して、心しっかりと事に向かうこと」などを、話したばっかりなのだが。
イガ爺、今日も、復旧作業に奮闘し、地区のお役に立ちたいと思います。
M君の息子さんへ、心馳せながら!!
                                         8:40分投稿


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