楽天爺さんの気まぐれ日記

・田舎暮らしを楽しんでいます。

ウンチクの引き出し(№109)

2013-09-05 | ウンチクの引き出し(話のネタ)

ウンチクの引き出し・ネタ帳№109
 『「溺れる魚がいる」って噂は本当か?』


 そんな、泳ぐから魚でしょう?、「溺れる魚」はいませんって!!

えぇ~!!、いるの、本当に!!

はぃ、はぃ~、分かりました!!、探してみますって(==

賢者の貴方が言うこと、間違いはないでしょう。!!

うぅ~と、ウンチクの引き出しからっと・・・・・・・・・・・えぇ~ありましたよ!!

そう、ものの本によれば!!

 魚にも“溺死”する種類がいるのをご存じだろうか。
マグロやカツオといった回遊魚である。

 これらの種類の魚は、高速で泳いでいるときにしか、
うまく呼吸することができない。泳ぐ速度が落ちると、
エラに水がスムーズに流れなくなり、酸素を取り込みにく
くなってしまうのだ。

 だから、狭い海域に入り込んだりして、泳ぐスピードが落ちると、
酸素をうまく取り込めなくなって、溺れ死ぬことがある。


 これって、どうですか?

 回遊魚で、おぼれる魚がいる!!

 そして、死滅する回遊魚がいるのだって

死滅回遊魚って何だろう? Web:四季の自然学習室より

 
 すべての生物は、その生涯の中で、何らかの方法を使って分布域を広げようとする性質を持っています。海の魚の場合は、1)自力で泳いで移動する2)卵や稚魚の時に海流に運ばれるなどの方法で分布域を
広げます。1)の代表選手カツオやクロマグロのように大規模な回遊を行う魚たちです。
 このような魚たちは遊泳能力が高く、広い海を自由自在に泳いで移動します。

2)は大部分の魚がとる方法です。
 多くの魚は卵を産んで繁殖しますが、卵には大きく分けると海中を漂う分離浮性卵
(ぶんりふせいらん)と岩などにへばりつく沈性粘着卵(ちんせいねんちゃくらん)の2種類があります。前者では産み出されるとすぐに、また後者ではふ化してすぐに海流に乗り、その結果として分布域が
広がるのです。このように、生物が分布域を広げることを専門用語では「分散(ぶんさん)」と言います。

 さて、日本の沿岸には南から北上する黒潮と、北から南下する親潮という2つの大きな海流があります。これらの海流は魚たちの分散に大きな役割を演じているのですが、卵や稚魚が海流によって遠くまで運ばれ、たどり着いた先で成長し、そしてまた繁殖できるかどうかは、たどり着いた先の様々な条件に左右されます。

 例えばサンゴ礁が発達する沖縄の暖かい海に生息する魚の卵が黒潮に乗って伊豆半島に流れ着いたと
しましょう。その時期が夏場の水温が高い時期であればある程度成長することができるでしょう。
 しかしやがて冬が来て水温が低下すると、熱帯性の魚は寒さに耐えきれずやがて死んでしまいます。

このように、遠くまで運ばれても分布の拡大が成功するかどうかは保証の限りでないのです。
 このような現象を専門的には「無効分散(むこうぶんさん)」、そして無効分散を行う魚たちを一般的
に「死滅回遊魚(しめつかいゆうぎょ)」と呼んでいるのです。
 
死滅回遊魚を調べる意義
 なぜ死滅回遊魚が注目されるのでしょうか。 上述のように、海流による分散が無効に終わってしまうのはたどり着いた先の生息環境が適していないからに他なりません。
例えばサンゴ礁性の魚類なら、定着を妨げる最も大きな要因は冬場の低水温でしょう。しかし、生物の進化という長い時間の流れでみた場合、地球の環境はかなり大きく変動しています。遠い将来、日本近海の海水温が上昇すれば、今では無効な分散も有効になる可能性があるのです。生物種にとって、無効分散は将来の分布拡大のための投資と言えるわけです。死滅回遊魚にはどのような種類の魚がいて、それらがいつ、どこからやってくるのかを調べることで、長期的にみれば魚類がどのように分散し、進化してきたのか、今見られる魚類の分布パターンはどのようなプロセスを経てできあがってきたのかを探ることができるのです。また、短期的にみれば日本近海の海流の状況や、温暖化の影響といった球環境の変化を捉えることもできるかも知れません。           

今日は、朝から、晴天、抜けるような青空!!

”死滅回遊魚”響き、寂しい!! 〆◆ 13:39分投稿     



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