今日は「ミニチュアプラスチック容器の作り方」(簡易版)をご紹介しようと思います!!
まずはこちらをご覧ください!
▼シーザーサラダのミニチュアブローチ
▼買い物かごのおもちゃのミニチュアキーホルダー
これらのミニチュアアクセサリーは、僕が手作りしたものたちです。
これらのミニチュアに使われている「プラスチック容器」、
どのようにして作っているか気になりませんか??
え、気にならない?
そうですが・・・
このブログでは、このミニチュアプラスチック容器の作り方(簡易版)をご紹介しようと思います。
そもそもミニチュアに限らず、我々の身近にあるお弁当箱やお惣菜のパッケージなど、どのように作っているか知っていますか??
全てこの限りではありませんが「真空成形」という方法が使われています。
ちょっと著作権の問題があるので写真は掲載できないのですが、
容器の形の金型を作り、そこへ熱でふにゃふにゃに柔らかくしたプラスチック板を押し当て、型を取っていくやり方です。
この「ふにゃふにゃのプラスチックを金型に押し付ける」工程で空気を吸引(真空に)するため「真空成形」という名前がついています。
・・・言葉での説明がめちゃくちゃ難しいので、詳しく知りたい方は下記の参考サイトをご参照ください!
https://www.keyence.co.jp/ss/products/sensor/plastic-molding/process/vacuum.jsp
(参照:基礎と事例を学び専門性を磨くサイト 樹脂成形エキスパート)
「真空成形」では大掛かりなマシンと真空の力を使って成形していますが、
僕は真空の要素を取り除いて、家庭でも気軽に導入できるやり方で容器づくりをしています。
なので最初に「簡易版」とつけたわけです。
さて、ここから制作手順をご紹介します!!!
手順の紹介も簡易版です!悪しからず!
用意するもの
・軍手
・エンボスヒーター
・金属クリップ
・塩ビ板(厚さ0.5mm)
・作りたい容器の型
・作りたい容器の輪郭形に穴を開けた板 ×2枚
・・・言いたいことはわかりますよ。
型と板をどうやって作ればいいんだ!!!!!
そう言いたいですよね。ごめんなさい。
こればかりは己の技術が試されます・・・物作りのノウハウや、アウトプットする技術、設計する力・・・色々がまず必要です。
しかしですね、いざ「うう・・・ミニチュアの惣菜容器が明日までに必要だ・・・しかしどうやって作れば・・・」という突然の壁にぶつかった時、
手探りよりは、なんとなくやり方を頭に入れておいたほうが良いに越したことはないですよね。
なのでとりあえずまあ、是非最後まで見ていってください!!
作り方
①まず作りたい容器より2周りくらい大きめに切った塩ビ板を用意します。
②次に穴の空いた板で塩ビ板を挟み込み、左右をクリップで固定します。
③で、今度は塩ビ板をエンボスヒーターで熱していきます。※熱から手を保護するために必ず軍手などの手袋をすること!!!!!!
この時、温めが足りないと塩ビ板が硬い状態なので、うまく型に沿って変形してくれません。
逆に温めすぎると今度は塩ビ板が柔らかすぎて穴が開きやすくなります。
具体的に「何分温めてね!」と言いたいところですが、
この熱する工程は正直経験を積んでいくしか方法はないので、トライアンドエラーの精神で頑張ってみてください。
参考程度に、表面がやや曇るくらいまで温めるとちょうど良い気がしています。
④型に塩ビ板を押し付ける!!!
ギュ・・・
クニュん
⑤できました
はい、以上です。
このやり方を応用すれば、サラダのパックや、ゼリーが入っているような小さな容器を作ることも可能です!
ちなみに「サラダ(カップ)」と書いている方は、接着剤の容器の蓋を使っています。
こうやって作りたい容器の形と似た形のものを使って型にすることも可能なので、やり方次第ではぐっと難易度が低くなります。
ハンドメイドの中ではなかなかに難しい成形方法かと思いますが、一度やり方をマスターしてしまえば物作りの幅がぐっと広がること間違いなしなので、
もし興味がある方は是非挑戦してみて下さいー!!!
今日はこの辺にしときます。
バイバイ。