高齢者の徘徊は、本人にとって明確な理由が存在する。
出かけるときには目的をもって出かけたが、返ろうとしたときに家が分らなくなって徘徊することがある。
たとえば、目的地に向かっていたのに、道に迷ってうろうろしてしまう。
過去の習慣を思い出して同じように行動するため、外出してうろうろする。
自宅に居るのに知らない人がいると思い不安になり、その家から出て徘徊してしまう。
前頭側頭型認知症の場合は病気の症状が同じ行動を繰り返す症状なので、病気の場合も考えられる。
これらの原因を理解することで行動を把握し、徘徊によるリスクを減らすことが可能だ。
徘徊の予防には、居場所を分りやすくしておくのも一つの方法だ。家の中でトイレや自室がわからなくならないように扉に印をするなど工夫すると良い。
外に出てしまう場合は、家族が気がつくように玄関にセンサーなどを設置する方法もある。
また、GPSの付いたアクセサリーなどを身につけさせておくのも有効だ。
地域包括センターや警察など、見守りを協力できるところがある場合は届け出をしておくのも良いだろう。
また、日頃から一緒に出かけて立ち寄りそうな場所を把握しておくのも一つの方法だ。
近所で立ち寄りそうなところや行動パターンを知っておけば、徘徊してしまったとしても早期発見につながることがある。
家族が認知症になってしまった場合は家族内だけで対策するのではなく、地域との連携も必要で、そうすることが高齢者が徘徊することで起こる事故や危険を減らせると期待できる。
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