「国公立大学合格率56.4パーセント」
先日、宮崎市内のある高校の説明会に参加したときに配られたパンフレットに大きくこう書いてありました。
「なるほど。この学校の生徒のうち半数以上が国公立大学に合格しているのだな。」
そのとき私はこう思いました。
ところが、少しあとでそれは私の間違いではないかと気付きました。どうやら今年の卒業生の半数以上ではなさそうです。
数字が間違っていたわけではありません。
あとで主催者側からの説明がありました。
「国公立大学を受験した生徒に対する合格者の割合です。」
そうかぁ。
国公立大学を受験した生徒は、卒業生全員ではなかったのですね。
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人間は数字を見たときに、自分で勝手に数字のまやかしを作って、自分で引っかかってしまうことがあります。
反省。
思い込みですか・・・
確かにありますね。
特に割合はなんかトリックがありますよねー。
これはちょっと質が違うかもしれませんが、『中国のデモ人数が数万人』と聞くと多い気がするけど、『人口の0.005%が反日デモで・・・』って聞くとそのくらいか~って思ってしまいます。
>人口の0.005%が反日デモで・・
マスコミの報道になると、もう数字は関係なくもっとすごい影響があります。
領土問題もそうですが、最近急激に世の中でいじめや虐待が増えたように感じるのは私だけでしょうか。ずっと昔から問題視されていたし、対応策も検討されていたはずです。
以前いた生徒からこんなことを言われて愕然としたことがあります。
「大人はみんな陰で悪いことばかりしているんでしょう?だって、ニュースに出てくる大人はみんな悪い人ばかりだわぁ。」
まあ、普通に生きている大人や、少々の良いことはニュースになりませんわな。(苦笑)