いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

ヒメサナエ

2019年06月10日 | 昆虫類
河川上流でヒメサナエに会ってきた。
午前中に見かけたのはオス数頭だったが、午後に再び見に行くと10頭以上のオスを確認できた。オスは石にとまり、縄張り占有していた。時折、近くにとまっている同種やダビドサナエのオスとの縄張り争いが見られた。



石にとまるオスを1メートルぐらいの距離から撮影していると、すぐ近くをサナエトンボが横切ろうとした。すると、撮影モデルのオスがこのトンボ目掛けて飛び上がった。縄張り争いかと思ったら、オスはそのサナエトンボを掴まえ地面に転がる。すると交尾態になっていた。そして、すぐに樹上に飛んで行った。ヒメサナエの交尾の瞬間を初めて見た。こんな感じでメスがやって来て交尾に至るのだな。
状況を即座に把握できず、撮影する余裕は全くなかった。ただ、今回の経験を次回に活かせるかも?難しいな・・・


こちらは両手を広げたぐらいの大きな石にとまるヒメサナエのオス。小さいくせに随分と生意気で欲張りな縄張り占有をするではないか。ただ、7月になりコオニヤンマが出現し始めると、このような姿はほとんど見られなくなり、「姫」らしく振る舞うようになるのだろう。そう思うと、このサナエトンボがさらに可愛らしく感じた。





コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。