
表紙画像はオジロサナエ。
翅胸前面の黄斑は襟状と「ハ」の字のみで構成される。「ハ」の字の近くにダビドサナエにあるような点状斑はなく、実にシンプルな模様だ。
この個体、奥まったところにいたため、尾端を確認して雌雄を判別することができなかった。では、この正面写真だけで判別できるだろうか?

オジロサナエ オス 2018.07

オジロサナエ メス 2019.08
この2枚の写真で雌雄を比較すると、赤い矢印にある環状斑の有無の違いに気づく。メスにあるこの環状斑は、腹部にある他の環状斑に比べて細い。この細い環状斑を使った雌雄判別にどれだけの確実性があるのかはわからない。ただ、過去に撮影した写真や図鑑・ネット上の写真で確認してみると「使える」印象だ。例外はあるかもしれない。しかし、尾端の形状や副性器の有無を確認できない場合、非常に有効な雌雄判別ポイントの1つだと思う。
ということで、表紙画像のオジロサナエはメスと推測する。
翅胸前面の黄斑は襟状と「ハ」の字のみで構成される。「ハ」の字の近くにダビドサナエにあるような点状斑はなく、実にシンプルな模様だ。
この個体、奥まったところにいたため、尾端を確認して雌雄を判別することができなかった。では、この正面写真だけで判別できるだろうか?

オジロサナエ オス 2018.07

オジロサナエ メス 2019.08
この2枚の写真で雌雄を比較すると、赤い矢印にある環状斑の有無の違いに気づく。メスにあるこの環状斑は、腹部にある他の環状斑に比べて細い。この細い環状斑を使った雌雄判別にどれだけの確実性があるのかはわからない。ただ、過去に撮影した写真や図鑑・ネット上の写真で確認してみると「使える」印象だ。例外はあるかもしれない。しかし、尾端の形状や副性器の有無を確認できない場合、非常に有効な雌雄判別ポイントの1つだと思う。
ということで、表紙画像のオジロサナエはメスと推測する。