いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

漁夫の利?

2019年06月23日 | 昆虫類

夕方、アサヒナカワトンボを観察しているとカップルが成立した。

オスは橙色翅型。

交尾中、無色翅型オスがどこからともなく飛んできてカップルの近くにとまった。


しばらくして、交尾が終了する。

さて、産卵が見れるかな、とわくわくしていると、近くにとまっていた無色翅型オスが、交尾するためにメスを奪い取ろうとした。メスを警護していた橙色翅型オスは、阻止するために無色翅型オスを追いかけ回し追い出そうとする。しかし、無色翅型オスは攻撃を上手くかわし、その場から離れようとしない。さすがに橙色翅型オスと真っ向勝負はしないものの、この無色翅型オス、なかなかやる。

2頭の熱い空中戦がしばらく続いた。すると、第二の無色翅型オスが突然現れ、メスを奪い去り交尾を始めたのだ。

漁夫の利である。

こういうパターンもあるのか。観察しながら興奮してしまった。この後の展開に更にわくわくしながら交尾終了を待っていると、ミドリシジミを撮影しに来た方に話しかけられ、観察はここまでとなってしまった。
交尾後、メスはすぐに産卵し、第二の無色翅型オスは漁夫の利を確定できたのだろうか。或いは、このメスを巡る争いがまだまだ続き、状況は二転三転したのだろうか。何が起こったとしても、もう驚かない。



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