いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

アズマヒキガエル

2019年04月23日 | 両生類




渓流沿いを散策していると、渓流横の水たまりに大きなカエルがいた。抱接中の1ペアの他にあぶれたオスと思われる2匹の合計4匹だ。
渓流でウシガエルを何度か見たことがあるので今回も同じと思いながらも、こんな源流域まで進出しているのかと驚いた。しかし、近づいて確認するとウシガエルではなく、アズマヒキガエルだった。



アズマヒキガエルと言うと里山の田んぼで産卵するイメージがあったので、これまた別の意味で驚いた。ただ、これは珍しいことではないようだ。
私が近づくと、メスにあぶれたオス2匹は水の中の落ち葉の下に隠れてしまった。しかし、抱接中のペアは微動だにしなかった。また、膨大な数の卵が既に水の中に産みつけられていた。





アズマヒキガエルは4年前に井の頭自然文化園の水生物館で見て以来で、自然下で見るのはかなり久しぶりだ。

先日、幹線道路の歩道にとまっていた交尾中のハグロケバエを、膝をつき地面にカメラを置いて前かがみになりながら撮影していた。すると、自転車で通りかかった女の子が、「大丈夫ですか?」と声を掛けてきた。気分が悪くて倒れていると思ったのだ。めちゃめちゃ恥ずかしかった。そして、周りに迷惑を掛けてしまったと反省した。
その点、渓流散策は人に会うことが少なく、生き物の観察・撮影に集中できる。また、意外な生き物に会えることがあるので、最近結構気に入っている。





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