「うちはけっこう強いしぃ。誰かを護るのだって得意だしぃ、だから絶対に君はうちが護ったげる。うん。だから安心して。安心して見てて。でも安心しすぎて目ぇ離したらいかん!」
徳川家康が豊臣氏に対する最終防衛地点として天下普請によって築城させた名古屋城。長く名古屋のシンボルとして慕われており、大天守に上げられた金の鯱は見るものを魅了する。若干頭が悪いのが玉に瑕。
織田信長生誕の城と言われる那古野城城跡に徳川家康が九男・義直のために築城した。築城に当たっては、加藤清正、徳川忠興、黒田長政、福島正則、池田輝政等名だたる西国諸大名が、天下普請として動員されたと言われている。天守竣工の際は、慶長大判1940枚分、215.3キロの金が使用された金鯱が置かれたが、名古屋城を居城としていたため尾張藩の財政悪化のため三度にわたって純金度を下げられた。
「あう〜。 なんでうちがこんな目にぃ〜。」