越前大野城参式

越前一向一揆を平定した信長が金森長近に大野郡の３分の２を与え、大野西郊の亀山に４年の歳月をかけて築いた越前大野城。城下は短冊状の町割りで小京都を呈している。江戸時代には町の大火により幾度も類焼した。困難を乗り越え、強く生きる城姫。戦や権力よりも、国の発展を一番に考え、特に商売に力を入れている。新しいものが好きで、国のためや民のためになると思ったことはすぐに取り入れ、そのため流行の流れに敏感。戦も商いのチャンスとして自ら攻めていく。火は苦手だったが、火縄銃として火を味方につけることで少しだけ克服した、らしい。