「わらわに興味があるようじゃの。まぁ仕方がないことじゃ。ほかの連中と違い、わらわは美しいからのう。」
白村江の戦いで敗れた倭が国防のために築いたとされる鞠智城。古代山城の中で最南に位置し、北方のみならず有明湾や九州南部からの侵攻にも備えた防衛施設であったと同時に、食糧や兵を大宰府などへ供給する後方支援拠点とも。時を経てその役割を終えた後は役所や備蓄施設へと内政的な機能へ変えた。脅威に備えるため、やや好戦的な性格。容姿に自信を持っており、自分を美しく見せるために余念が無い。怒りで醜くなることを避けるために、常に涼しげな顔をしている。赤く色づく古米が自分を映えさせることを知っており、実る時期を何よりも楽しみにしている。