「城主、顔がふにゃふにゃになってる。今日も頑張ったし、気が抜けちゃったのかな?」
今川館が武田信玄の侵攻により灰燼に帰した跡地に徳川家康が築城を開始。完成を見ずに関東へ移封された家康の代わりに秀吉の命で入った中村一氏が、その関東の家康を押さえるため、豊臣駿府城として大改修を行った。金箔瓦が輝く五重天守の豪華絢爛な作りであったともされるが未だ謎に包まれる。城主をからかうことが好きな城姫。からかうのは好きの裏返しで、それを城主に気づいてほしい気持ちもあるようだ。徳川の駿府城とは仲が悪く、いつも突っかかってくる駿府城を軽くあしらっているように見えるが、心の奥ではかなりライバルとして意識している。