「催事が行われているみたい。城主、わたしを連れて行って。」
羽柴秀吉の家臣であった蜂屋頼隆によって越前の敦賀に築城された三層の天守を持つ敦賀城。大谷吉継の居城でもあり、敦賀は日本海交易の要として後に吉継によって発展した。普段は無口で、自分から意見を述べることはあまりしない。しかし、頭の回転は速く戦場や政治でも手腕を発揮する。佐和山城とは親友で、よく彼女のわがままに振り回されるが、文句は言わない。自分に厳しく、日々鍛錬に明け暮れている一方で、天然な部分もあり、時折とんちんかんな返答をしてしまうことも。