取材に行ってきた映像に、声を入れる。
いわゆるアフレコ(アフターレコーディング)である。
アニメのアテレコや洋画の吹き替えのように、口まで併せなきゃいけないものではないが、
映像の雰囲気やタイミングを確認しつつの作業だ。
さてこの部屋、ご覧の通りかなり狭い。
なかなか孤独(笑)
(写真注)スタッフのいるところ。ここは見えない・・
目に入るのは
スポンジで防音された壁、マイク、そしてモニター。
ヘッドフォンから聞こえる声とキューランプが便りだ。
※キューランプ→キュー(合図)のランプ。
これが赤く光れば「はい、喋ってやぁ」と言うことなのね。
うへえ、狭い!とは思うのだが、広すぎるのも考えもの。
以前、テレビ用のスタジオでナレーションも録ってたことがあってね、
3階までぶち抜き!
ロミオとジュリエットのバルコニーのセットなんかも組めちゃう感じ。
その広いスタジオに一人ぼっち。
前にはちょこんとモニターが乗った長机が一つ置かれてるだけ。
例によってスタッフは見えない。ヘッドホンから声だけが聞こえてくる。
広い空間独り占め!
悲しいかな、落ち着かない。
例えばさ、体育館の真ん中に布団一つだけ敷いて一人で寝るとか
百畳ぐらいのスペースのトイレで、真ん中にぽつんと便器があるとか
そんな感じ!
やっぱ広けりゃいいってもんじゃないよね(笑)
てなわけで今日もせまぁい小部屋に一人。
小さな空間から、広いエリアのたくさんの人に届けっと
イッショケンメイ喋るのでありました。
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