逆説の日本史で有名な井沢元彦著 世界の「宗教と戦争」講座という本
世界の宗教とそれがなぜ戦争につながるのか基礎知識を
得るのには非常にわかりやすい本でした
一つ一つ理解しながら進むので時間がかかるし
眠くなる内容なのでなかなか進みませんでしたが
やっと読み終わりました
キリスト教のカトリックとプロテスタントの違い
そこに現れたマルクス主義(無神論者)
ユダヤ教との絡み
イスラム教のスンニ派とシーア派
そして原理主義者とは!!
中国・韓国の国教である儒教とはなにか
そして仏教とは何で 日本の仏教は釈迦の
教えとかけ離れていること
*ただしこの結果日本では仏教美術が発展し
世界的にも価値のあるものになったので
わたし的には悪いこととは思いません
世界が一つになることは言葉では簡単ですが
それは大変難しいことであることが改めてわかります
特に興味を持てたのが 日本人の宗教観で
*日本の宗教は神道と仏教のミックスなのですが
これは世界では全く理解していただけません
根本に”穢れ””禊””言霊”があること
”穢れ” 喪中の人は結婚式出席をじたいするとか
中古車はいやだとか 物事には穢れが存在します
”禊” 葬式の後に塩をまいて 身を清める
過去は水に流すも 禊なのです
韓国人と日本人ってなかなか解りあえないでしょ
日本人にはもう戦争(第二次世界大戦・秀吉の侵略)なんて
過去の話で”禊”はすんだと思う人が大半でも
韓国は儒教の国で 祖先や家族を大事にする考えなので
時間がたっても恨みは消えないという考えなのです
だから慰安婦の話なんてずっと平行線をたどってしまうんですね
我々には根本を同じにするのは難しいことなので
お互いに共感できることを見つけ それを増やしていくことが必要
KーPOPを歌ったり 日本のアニメが韓国で人気が出ることは
とても価値のあることなのかもしれません。
そして”言霊” 人の発する言葉には霊力があるという考えです
結婚式で ご祝儀が2万円って 割れる数字だからやめたほうが良い
とかも 言霊の一種です
昔、妹と兄弟げんかをして 妹の飼っているモルモットに
「いなくなればいいんだ!」みたいなことを言ったら
次の日 本当に死んでしまって 親にしこたま怒られました
これは”言霊”です ひどいことは言いましたが
私の悪口のモルモット死は直接関係ありませんから
今年の原発のニュースでも 悪い状況が想定されても
復興の雰囲気の中で そんな後ろ向きなことを言うのはナンセンスだと
もみ消してしまうのも 言霊が存在しているからこそです
野球の応援もそうですよね 日本の野球の応援は
選手に打ってほしい 叫べば必ず結果が出るみたいな応援をします
世界を見てもこんなスポーツ観戦をするのは日本だけです
それが悪いとは言いませんよ 実際楽しいですしね!!
でも日本人は心地よい言葉(フレーズ)に騙されがち
言葉に酔うのでなく 言葉を達成するために自分は
何をするべきかを考えなければならないのです
どっかの会社みたいにCNVとか掲げても
それに向かうために何をするのか それを理解する能力
これが日本人(某メーカー)にはかけている
そういったことが勉強できました
難しいこと書きすぎたでしょうか?
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