「皇室問題INDEX」設立準備室

マスメディアによる皇室の偏向報道、ネットに流れる東宮家への誹謗中傷を検証しています。

■記録:都議会のセクハラ発言(ヤジ)事件で甦る、雅子さまへの過酷なセクハラの数々

2014-06-25 23:47:48 | 日記
東京都議会の”セクハラ発言(ヤジ)”が、新聞やテレビで連日大きく取り上げられています。塩村文夏都議が6月18日の本会議で、晩婚化が進み不妊治療を受ける女性が増えている現状等を踏まえ、都の子育て支援体制などについて質問していたとき、「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」といったヤジが飛んだという問題です。

23日に、自民党の鈴木章浩都議が「早く結婚した方がいいんじゃないか」発言は自分が言ったと告白・謝罪しましたが、それ以外の発言はしていない、聞いていないと証言。もっとも顰蹙をかった「産めないのか」発言は、「そもそも(最初から)なかった」こととされつつあるようで、このセクハラ騒動は、鈴木都議一人の謝罪で幕引きされようとしています。

このニュースに、雅子さまに対して行われてきたセクハラの数々を思い出した方も少なくないでしょう。とくに「産めないのか」発言は、美智子皇后が語られたと報道された、「どうして産めないのかしら」という言葉を記憶の彼方から甦らせるものでした。もちろん、このご発言は、皇后さまの優しさ--雅子さまをいかに心配し案じているかという文脈の中で書かれたものですので、決してセクハラ、パワハラなどと批判されることはありませんでした。どのような文脈で語られたのか--皇后さまの言葉を掲載した週刊誌記事を、以下に引用します。

■『週刊新潮』2006年9月28日号
やはり皇太子に皇統を継がせたい」と漏らされた「美智子皇后」のご心痛


 秋篠宮家親王誕生で明るい祝賀ムードに包まれているが、「皇位継承の課題は無くなったとは思わない」との12日羽毛田宮内庁長官発言。
 親王誕生直後、天皇陛下がごく親しい人物に内々にこんな話をされている。
 「美智子も親王の誕生を大変喜んでおりますが、美智子はやはり皇太子の系譜に皇統を継がせたいと申しているんですよ。私も歴史の流れをみるにそう思いますが……。美智子は(親王誕生の)色々なテレビを見ておりまして、雅子さんのオランダ静養の様子が映ると、“どうして産めないのかしら”“病気はどうなのかしら……”と、心配しております」「本当に家庭というものは色々とあって大変です」とのこと。

(引用以上)


▲この記事を掲載した『週刊新潮』2006年9月28日号の目次

この記事自体はこの後、いかに雅子さまがワガママか、礼儀知らずであるかを書きたて、皇后さまの優しさ・憂慮というものを前面に打ち出す仕上がりとなっています。『週刊新潮』ですから当然ですが、しかし、その論調はともかく、「どうして産めないのかしら」という皇后さまの言葉を記録として残したことは功績と思います。雅子さまが当時、どういう環境に置かれていたかを示す手がかりとして。

このトピックでは、雅子さまがこれまで皇室という特殊な環境下で、関係者やマスメディアから投げつけられてきた数々の暴言、セクハラ・パワハラについて、取り上げていきたいと思います。私見ですが、雅子さまは日本一、過酷なセクハラを受けている方ではないでしょうか。しかし、それらについて、今回のように「セクハラだ、いやもっとひどい性差別だ、女性蔑視だ」と内外のマスコミが書きたて、味方してくれることは一切、ありません。皇太子妃・雅子さまへのセクハラを、怒りとともに告発してくれる媒体は、ひとつもないのです。

ならば、私たちがやりませんか。どれだけひどいセクハラ・パワハラを雅子さまが受けてきたかを、ここに記録していきませんか。思い出すだけでも、いろいろあります。呆れたキャプションつきでホテルのベッドの写真を掲載した某記者、(男子を産まないなら)実家が引き取るべきだと執拗に言い続けた宮内庁関係者…。それを1つ1つ掘り起し、掲載誌や掲載月日、本文の抜書きをして、記録していきしょう。その作業を通して、日本の皇室、および皇室について報じるマスメディアの問題を、浮かび上がらせることができるに違いないと思います。
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11 コメント

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Unknown (うずらちゃん)
2014-06-26 15:21:18
はっきり「セクハラだ」と指摘した人については記憶しています。
歌手・女優の今井美樹さんです。
雅子さまの最初の妊娠時だったと思います(流産前だったか後だったかが定かではありません)が、騒ぎ立てるマスコミについて、「日本中でセクハラをしている」と発言したのを記事で見ました。


方向の変わったセクハラでは、「秋篠宮家に第3子を」がありますよね。
その矢印の先の人が「はい、喜んで」の方でしたけど、
問題発言だったからこそ、マスコミもセクハラとしないまでも、話題にしたわけで。

皇后さまが指示されたとされる、結婚後3年間は(子作りをせず)公務に専念も、立派なセクハラでしょう。
返信する
Unknown (auxilia)
2014-06-26 16:20:46
Princess Masako
Prisoner of the Chrysanthemum Throne

by Ben Hills

JEREMY P. TARCHER/PENGUIN
a member of Penguin Group(USA) Inc.
New York

211p ~

In an on-line account of the marriage, Lesley Downer - a writer on Japanese history and culture and author of books on geisha and Japanese cooking - painted this picture of a humiliating monthly ritual she claims Masako was obliged to endure:


According to well-placed palace insiders, every month since her marriage the princess has been summoned to the imperial presence.

Using the politest and most formal of language, the emperor inquires as to whether she has had a period that month.

Each time she has to lower her head in shame and confess that, sadly, she has failed yet again to conceive a child.

They also point out that she has effectively been grounded until she does her duty and produces an heir.


一部抜粋したものを意訳

皇太子妃は結婚してから毎月、天皇の前に呼び出され、天皇からその月生理があったのかと尋ねられる。


......................

この本について、侍従長の渡辺充(当時)は「プリンセス・マサコ」(ベン・ヒルズ著)に関する宮内庁書簡、と云うものを書いています。

その書簡冒頭には「長年皇室報道を専門としてきた或る老練な新聞記者が、この本を読んで、「各ページに間違いがあるのではないかというくらい」不正確な箇所が目につくと書いています。」と書かれています。

この本は不正確な事ばかりが書かれていると渡辺充氏は書きたかったのでしょうが、何故わざわざ「外部の人間」と言って差し支えのない新聞記者の言葉を持ち出したのか、非常に不思議です。

そしてこの宮内庁書簡は、ただひたすらに両陛下への賛辞を書いた内容に終始しており、この部分に対してと言うよりも、ハラスメント言動についての抗議は只の一つも書かれていません。

両陛下への賛辞だけを書けば、プリンセス・マサコへのハラスメント全てが消滅するとは思えないですが。

そしてこの本が出版された数年後(この本の日本語版が講談社から発刊される予定でしたが、直前になって発売停止(禁止?)となっている。その後、違う出版社から完全日本語訳本が発刊されている。)ある雑誌に「陛下が雅子妃の女性特有の周期を聞いている。」と云う記事が出ました。

宮内庁HPは、この記事について抗議していないようです。

「事実ではない記事に対して全て抗議していたら疲れるだけなので、全てに抗議はしない。」と云う理由で抗議しなかったのでしょうが「今月の生理の有無を尋ねる。」「女性特有の周期を聞く。」と云う記事は、放置しておいてもよい記事ではないと思われます。

舅にそのような事を聞かれて答える嫁は、素晴らしく立派な嫁なのでしょうか。
(なかには、喜んで自ら進んで、自分の生理周期や、今月の生理の有無を舅に教える嫁もいるでしょうが。)

生理は恥ずべきものではありません。が、慎み深い日本女性なら自分の生理について、医者以外の人間から、医療相談時以外の時に、聞かれるのも答えるのも抵抗感を抱いて当然だと思います。

それと同時に、道徳心ある日本男性なら、医者でなければ、医者として医療相談時でなければ、そのような事を嫁に聞くなどしないと思います。

返信する
小林よしのり氏のブログから (キーテジの使者)
2014-06-26 20:15:05
小林よしのり氏が自身のブログ「よしりんの『あのな、教えたろか。』」でヤジと皇位継承のことを記事にしています。

====引用開始====
2014/06/26new

男らしくない、女の腐ったような奴ら

笹さんのブログの手厳しさに萌えたなぁ。


女は多数の男に上から目線で侮蔑されたら、怒るのが普通だし、男はそういう卑怯な男どもを見たら、「男らしくない」
と怒るのが普通だし、そういう常識的な反応に戻らなければならない。

都議会の自民党議員やネット右翼は、

「女の腐ったような奴ら」だ。


ネット右翼や週刊文春や週刊新潮で、やっぱり女性議員への過去暴きのバッシングが始まった。

なんでも相対化すればいいとしか思ってない腐れ野郎たちだ。


安倍政権は巧妙に今回の件で、末端の鈴木議員を切り捨て、自らの政権は「女性の活用」を考えているとプロパガンダしたが、騙される奴が多くて笑止だ。


皇位継承の「男系絶対固執」という因習を堅持し、

「女系はダメ」、「女性宮家もダメ」と潰したのは

安倍晋三の信念である。

男尊女卑が脳髄にまで達した安倍政権が「女性の活用」と言うのは笑止千万!

鈴木議員の政策も「女性の活用」ではないか。

安倍も鈴木もネット右翼も一緒。
男尊女卑は変わらない。

https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&page_id=906
====引用終わり====

今日も敬宮さまを叩く記事を週刊誌が書いています。
まだ、中学生の女の子です。
傷つくのは敬宮さまだけではなく、敬宮さまのお友達も同じくらい傷つくでしょう。

友達が悪くいわれて喜ぶ人間はいません。


もう、こんな日本は嫌です。
女性を馬鹿にしている国と世界から笑われているなんて情けなくて涙が出ます。


返信する
渡辺みどりの嘘つき (澤の鶴)
2014-06-28 20:41:42
皇室ジャーナリストと称する怪しい一群の中に、渡辺みどりと言う老女がおります。
その老女の書いた本「ウィリアム王子とケイト・ミドルトン」の一節。
「皇太子妃の一番のお務めはお世継ぎの男子を生むこと。ダイアナ妃は王子をふたりお生みになったので、離婚後も国葬扱いされたのです」
文章の細かい部分は違っているかもしれません。書店で立ち読みして、あまりの滅茶苦茶さに買わなかったからです。
ダイアナ妃の盛大な葬儀は、イギリス王室が国民の反発を恐れた為です。男子出産とは無関係。
そして、生まれてくる子供の性別を決めるのは、父親の染色体です。これはある程度の知性の持ち主なら、常識です。
そして最後に。
不妊原因の半分は男性にあります。
男系男子固執派は、ずいぶん無学なようで。
返信する
「岩井克己よ」 (シロキジ)
2014-06-29 21:11:54
雅子さまへのセクハラ、というと、やはり1999年の朝日の記者岩井克己によるご懐妊スクープ(その後雅子さまは流産)が浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

岩井克己は自著「天皇家の宿題」の「東宮よ」という章で、そのときのことを次のように語っています。

知り合いの政治家により懐妊の気配をかぎつけた岩井は東宮家の動向を抜け目なく探っており、
(「」内、本よりの引用)
「しかし妊娠のごく初期であり、女性の体のことをあからさまに書くわけにはいきません。私は『雅子さま 懐妊の兆候』という40行だけの新聞の一面トップとしては非常に短い記事を出稿しました。」

具体的なことはデリケートなことだから書かなかった、
自分はとっても気を使ったのだと自己弁護。
しかしその後他社が後追い記事をすごい勢いで書き始めました。

「私が書くのを控えたことも次々に報道されました。」

自分(岩井)は節度を持って書いたんだけど、他社が勝手にえげつないことを書いたとすまし顔で述べてます。
実は岩井はこの「東宮よ」の章の前半で、皇太子様が「人格否定」発言をしたときにさまざまな波紋が生じたことで皇太子様を手厳しく糾弾しているのです。
なのに自分が書いたスクープで引き起こされた騒動にたいする責任感は全くなかったようです。
その後不幸にも雅子さまの赤ちゃんから心拍が消え、流産という結果に終わりました。

「とても悲しい事態になってしまいました。『医学的に確実でないのに、大々的に報道したことが本人にとって大変なプレッシャーになった。』宮内庁がそういって、報道陣を攻撃しました。中でも引き金を引いた朝日が一番悪い、朝日は報道のストレスで流産した責任をどう取るのか、とまで言われたのです。流産の手術に当たった主治医は『ベルギー訪問も報道も関係ない』と語ったのですが。」

岩井はたくみにこの文章の前段で、スクープの直前に皇太子ご夫妻がベルギーをご公務で訪れたことをくどくど書いています。あたかもそっちが流産の原因なんじゃないのといわんばかりに。
でも、ご自分たちが納得していた予定の行動であったご公務と、予期せぬすっぱ抜きスクープ攻撃では心理的に動揺を与えるのは後者ではないでしょうか。
勿論因果関係は今となってはわからないわけではありますが。

「宮内庁が朝日を名指しして攻撃したことによって、それまで『スクープ』を称賛する空気が一変しました。私自身も、激しい批判や攻撃にさらされるようになりました。それにしても、宮内庁の朝日批判の裏には、雅子妃の懐妊の兆候について、天皇、皇后に報告していなかったことをすっぱ抜かれたということもあったのではないかと思います。」

岩井は宮内庁の苦言に随分不満だったようですが、宮内庁の怒りは当然のことでしょう。
まだ妊娠初期で、すこしの動揺でも流産の可能性のある時期、天皇皇后両陛下や世間に知らせるのはもう少し安定して確実になってからと考えるのは妥当だと思います。
そこをすっぱ抜かれ、挙句このような結果になったのですから。

「私が書いた理由のひとつに、長年接してきた皇太子夫妻の赤ちゃん誕生が、政治の世界の思惑に絡められているのではないかとの密かな反発がありました。
兆候の中身はプライバシーだが、皇太子妃の懐妊自体は優れて公的なことと整理したつもりだったのです。
しかし、結果としては皇太子、雅子妃に大きなプレッシャーを与えてしまったと痛切な反省が残りました。悪意など全くなく、さぞやご本人も楽しみにしており、国民も喜びを共有できるだろうと思ったのですが。」

何で「政治世界の思惑への反発」が皇太子ご夫妻へのゲリラ的懐妊スクープ攻撃となるのか。勝手に国民のためなどとも言ってますが、まっとうな国民の願いは
雅子さまのご無事な出産であり、赤ちゃんの健やかな成長です。
母体を危険にさらすスクープ攻撃など、誰が望むもんですか。
岩井、きれいごとばかり言ってますが、
「俺もブン屋の端くれ、スクープの一本も抜きたかったんだよねー」となぜ正直に言わないのか。

「この流産の後、皇太子、雅子妃は、ますます心を閉ざすようになりました。」
 
当たり前だろう、ボケ。

では、皇太子ご夫妻ご自身ははこのスクープ流産騒ぎをうらみに思っておられたのか。あいまいな記憶ですが、当時の報道では皇太子ご夫妻は流産でも取り乱さず冷静に受け止められたとあったように思います。
岩井自身も続けてこんな風に書いてます。

「翌年の平成十二年(二〇〇〇)一二月には、雅子妃は記者会見に臨み、関係者への感謝の気持ちを表しました。この後、私の名を呼んで、笑顔で話しかけてくれました。痛手から立ち直りつつあることがうかがえ、『許します。』というサインのように感じてうれしく思ったことを覚えています。」

雅子さまってば、な、なんてお心の広い。
しかしこの後、恩をあだで返すような岩井の記述が続きます。

良子皇太后様の葬儀を欠席したあたりからご公務を休みがちになってこられたことを批判。多分このころからご体調がきつい状況にあったのだろうと思われますが、そういうことに対する思いやりの記述は一切なく、なんだか東宮家は勝手に引きこもってるといわんばかりの論調に終始しています。
そして2004年の皇太子様のお誕生日会見に岩井は皇太子様に昭和天皇が終戦の決断をなさったときと同じ年になられた感想と、
「第二に、会見の内容が家族のことばかりに関心が向いているのではないかと感じられたため、『天皇・皇族に私なし』という伝統的な考え方をどう思うのか、
公と私との兼ね合いについて普段どう考えているのかをたずねたのです。
『懐妊の兆候』報道の時からの疑問でもありましたから。」

皇太子様はこの問いに丁寧にそつなくお答えになったのですが、岩井は大いに不満だったようです。

「一度目の懐妊のときに、皇太子妃の懐妊はきわめて国民の関心が高く、公的どころか国家的な重大事だと思ってわたしたちが報道に踏み切ったとき、『プライバシーを侵害された』との強い反応があったこと、そこのギャップを私自身として、
メディアとしてどう考えればいいのか、ご本人の考えを聞いておきたいという思いもあったのです。」
「皇室が自らの『人権』『プライバシー』について言及することは、これまでほとんどなかったと思います。自分たちの代の皇室についてどう考えようとしているのか、祖父や父の世代に比べてどうなのか。そのあたりを聞きたいと私は今も思っているのです。」

前段で「しかし結果としては皇太子、雅子妃に大きなプレッシャーを与えてしまったと痛切な反省が残りました。」と書いてたくせにその反省はうそだったようです。岩井はスクープを非難されたことを根に持ち続け、「俺は国家の重大事を記事にしたまで」と開き直っているようです。
祖父の代、たとえば昭和天皇の時代などはジャーナリズムはのどかな時代でしたし、もう少し皇室にたいし敬意と思いやりというものもありました。
皇室のお子様に攻撃的な報道なんて皆無でしたしね。皇室はことさら「プライバシー」を言い立てる必要もなかったでしょうね。

皇室の人にだって人権やプライバシーは当然あると私は思います。岩井は全く無いとでも思ってるんでしょうか。そりゃ一般人より多少制限されるかもしれませんが総理大臣だって入浴姿までさらしたりはしないでしょう。
ご懐妊も国民にとってうれしい関心事ですが、先ほども述べたように大事なのはご無事に出産なさることです。皇室の方々のの心身を蝕みかねないような、こまかいプライバシーをさらすような記事まで、仮に望む国民がいたとしても書く必要があるでしょうか。
皇室の方々は公的な存在ではありますが、同時に生身の人間でもあるのです。
良心的なジャーナリストなら当然その辺の節度は持って判断しろと期待したいところですが、残念ながら岩井のみならず昨今のマスコミ事情は全くめちゃくちゃですものね。

身内に病人がいる。病気で思うように仕事ができない。その家族を守るためこもりがちになる。
それってはたして報道で批判すべきことなんでしょうか。
逆に今の東宮家に対する報道を正しいと思ってんのか岩井に聞いてやりたい気持ちでいっぱいです。
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心音を確認と、そうでないということ (Dianthus)
2014-06-30 09:02:40
妊娠3週目になると着床が完了し、早い人では3週目の終わりあたりから妊娠検査薬で確認できるようになるそうです。
ところが、ここではまだ妊娠確定とは言えません。
初期流産の可能性があるからです。
初期流産は、受精卵に問題があるために起きます。本人の努力等とは関係ありません。

妊娠6週目の終わりあたりから、超音波によって心音が確認されるようになります。
>妊娠7週の大きな出来事といえば、遅い人でも赤ちゃんの心拍が確認出来ることです。
>心拍動とは赤ちゃんの心臓の鼓動のことをいい、心拍が確認されると流産の確率が一気に少なくなります。
>(その後の妊娠継続の可能性は95%程度といわれる)

朝日新聞の岩井記者のすっぱ抜きは、4週目ごろ、心音未確認の段階のものだった。
ゆえに、雅子妃が宮内庁病院に検査に行くところを報道陣が待ち構えてフラッシュを浴びせかけたし
一度目の検査では確認出来ず、二度目の、流産を確認するために宮内庁病院に行くところまで追いかけまわされました。

一方、紀子妃のNHK報道は、6週目の終わり、心音がきちんと確認されてからの報道でした。
宮邸に産科機器(超音波)が持ち込まれていたため、宮内庁病院に出入りする紀子妃の姿をつかまえたわけではなく
だからリークに紀子妃がショックを受けたとあとで報道もされましたが

心拍音が確認されず、初期流産の可能性が十分残っている時点で勝手に報道した朝日新聞と
心拍音がきちんと確認され、初期流産の可能性がなくなってから報道したNHKとでは、悪意の程度がさらに違うと思います。

むろん、性と関わり、死(初期流産)とも関わる妊娠は、そもそも女性にとって、もっとも繊細なプライバシーに直結するものです。
ここに何の配慮もなく、ずかずか入り込むのは、まさにセクハラ、あるいは人格否定そのものです。

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皇族への人権侵害に対処するには (九重)
2014-06-30 23:02:23
東国原氏が週刊文春を名誉棄損で訴えて、勝訴した旨報道されています。
雅子様始め東宮ご一家、あろうことかまだ未成年の愛子様まで、週刊誌に誹謗中傷されています。
彼らは相手が東宮家ならどんなひどいことをしても反撃してこないとたかをくくっているのです。
我々が抗議をしてもしらんぷりです。
皇族の方々は特別の地位にある代わりにある程度自由が制約されるのは致し方ない面がありますが、人間としての尊厳は守られるべきだと考えます。
今、東宮家があわれているようなひどい誹謗中傷がなされた場合、東宮家が直接訴訟を起こす代わりに、訟務を担当する人がいても良いのではないかと思います。
これは、もちろん正当な批判まで封じようとするものではありません。
東国原氏は220万円の賠償を得たそうですが、仮に雅子様に損害賠償をするなら、文芸春秋も新潮社もまた、光文社もつぶれてしまうほどの賠償が課せられて当然だと思います。

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Unknown (auxilia)
2014-07-01 23:13:59
雅子妃の明日    友納尚子 著
2006年7月15日 第1刷
発行所 株式会社 文藝春秋


30項より抜粋

言うまでもなく、雅子妃に課せられたもっとも重要な義務は「お世継ぎ」を産むことだった。

雅子妃もその重要性は十分に理解していたし、誰よりもそれを望んでいた。

   略

内親王ご誕生までに雅子妃が嘗められた苦渋は、お生まれにならないことに対する苦言の連続であった。

「自覚が足りない」にはじまり、「本当に子供をつくる気があるのか」という直接的で℃を越した物言いに対しても、あえて反論せず、じっと耐えるしかなかったのである。

   略

ある幹部にいたっては、単刀直入にお世継ぎの話しかしない。顔を合わせた途端、いきなり直接的な言葉を口にしたという。

   略

宮内庁の関係者が直言したのは雅子妃ばかりではない。

雅子妃の周囲にも、

「とにかく一人産んでくれればいいんですから」

「これは国事行為ですから妃殿下に産んでいただくよう諭してください」

「産んでくれれば日本経済のGDPも三パーセント上がるんだから」

   略

「雅子妃が周囲から求められているのは、お世継ぎを産むことだけと、お感じになったことでしょう。

『天皇皇后両陛下は強くお世継ぎを望んでいる』ということも、毎日のように聞かされるようになったのです。

たとえ『私はお世継ぎを産むための機械じゃない』と思われたとしても、不思議はないのではないでしょうか」

   略

いくら皇太子妃がお世継ぎをお産みにならなければならぬ特別な存在だと言っても、周囲から毎日のように子供を作るように迫られたら、一人の女性としてどう感じるだろうか。

望んでも恵まれないとしたら、なおさらである。

   略

外国訪問がなくなったことについて、皇太子ご夫妻は、両陛下のご意思、お世継ぎへの期待もお感じになったという。


---------------------

雅子妃に対しての言葉は、都議会でのセクハラ野次と何ら変わりません。

「お世継ぎ」と云う、非常に丁寧な言葉が使われていますが、その言葉を持ち出して使われている意味の本質はセクハラそのものです。

都議会での「産めないのか。」と云う野次は、明瞭な音声が公表されてないので、雅子妃に対しての言葉は、都議会でのヤジ、セクハラ発言よりも酷いものであり、人権蹂躙と言っても過言ではないと思います。

女だけが自覚して妊娠して、なおかつ男が産まれる事など有り得ない。

が、女ばかりが責められると云う、つまり平成皇室では男尊女卑が普通であると考えてよいのではないでしょうか。

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Unknown (auxilia)
2014-07-02 06:38:02
コメントをアップして下さり、ありがとうございます。

誤字がありました。

誤 ~ーー ℃を越した物言い

正 ーーー 度を越した物言い


お詫びして訂正いたします。

返信する
Unknown (auxilia)
2014-07-05 23:53:03
平成11年すでに、皇太子さまの誕生日記者会見で、
「 御結婚から間もなく6年を迎え,国民の間で高まっているお子様誕生への期待をどのように受け止められていらっしゃいますか。」
という質問が出ています。

それにたいして皇太子さまは、
「このことに対する国民の期待の大きさ,そして事の重要性についてはよく認識しております。」
と答えています。

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/kaiken-h11az.html


丁寧な言葉が使われていますが、この質問はまさに
「子供は、つまり親王は、まだ生まれないのか?」
という意味です。

皇太子同妃とって親王をもうけることは、将来の天皇をもうけるということであり、皇室にとって重要なことでしょう。

それは皇太子さまのお答えから、皇太子さまも雅子さまも強く認識してらっしゃるというのが分かります。

しかし、意味を突き詰めれば、都議会や国会で放たれた野次と何ら変わりません。

都議員、国会議員は、本当に心から猛省したかどうか分かりかねますが、少なくとも本人の前で謝罪し、その様子が報道されました。

この質問をした宮内庁の記者は、皇太子さまに、もちろん雅子さまにも、謝罪すべきではないでしょうか。

そして、その質問の本当の意味を全く考え看過し続けた私たちも同じようにセクハラ発言をしていたのだと、反省すべきではないでしょうか。

そして、湯浅長官でしたでしょうか、
「皇太子ご夫妻に、もう一人希望する。」
「秋篠宮ご夫妻に、第三子を希望する。」
と発言しました。

皇太子ご夫妻は、もちろん秋篠宮ご夫妻も、多くのお子さまをお望みだったでしょう。

しかし、それを第三者から会見という公の場所で希望するという言葉も、セクハラ発言ではないでしょうか。

望んでも、めぐまれない辛さ、それは皇太子ご夫妻は最も分かってらっしゃるはずです。

しかし周囲は平気で言葉にし続け、強要し続けてきた。

冷静に思い返してゆくと、宮内庁での会見や長官の発言は、ご夫妻のお心を完全に無視し、ご夫妻を「生む機械」としか見ていないものです。

しかも、それだけではなく、ことあるごとに、
「親王を生まない皇太子妃は失格だ。」
「自覚が足りない。」
と責め続け、攻撃し続け、それが原因で雅子さまは長い療養生活に入ってしまわれたのです。

なのに闘病されている雅子さまを、我が儘だ、仮病だと批判し続けている。

そして、その経緯と状況が全世界に向けて配信され続けている。

セクハラ発言を垂れ流し続け、それで雅子さまを叩き続ける宮内庁、マスコミ、評論家たち、そして私たち・・・・・恥ずかしいかぎりです。
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