榎本牧師ブログより抜粋
パウロは信徒たちに向かってこの教えを語ったのだ。
喜びなどどこにあるのかと思える時に、
祈りなどなんの役にたとうかと口ごもる時に、
そしてどこにも感謝のことなど見出せぬ時に、
「喜べ、祈れ、感謝せよ」と言う。
しかしそれは、ただ人間の努力だけでは続けられない。
パウロはこれらの勧告のあと続けてこう言う。
「これこそキリスト・イエスにおいて、神があなた方に望んでおられることです」(Ⅰテサロニケ5:18)と。
「キリスト・イエスにおいて」とは、
すなわちキリスト・イエスの内にあって、キリスト・イエスと共に、
キリスト・イエスの恵みによって、
それはなされるという事なのだ。
私の力や努力ではなく、
まさに内におられるキリスト・イエスの姿を見上げ続けていく時、
喜びは、祈りは、感謝は本物になるに違いない。