馬鹿者

パソコンの調子が悪く、今夜はまったくネットに繋げられない。
なので、スマホからの投稿です。

僕はバカだ。
勉強ができない、頭が悪い、
とかのみならず、他にもいろんなことで、いろんな意味で総合的にみて、トータルでバランスの取れた馬鹿者だ。
僕はすぐに忘れる。
怒っても、腹を立てても、
イヤな目にあっても、
痛い目にあっても、
辛い目にあっても
悲しい思いをしても、
僕はすぐに忘れる。
心はきっとまるで形状記憶合金
みたいなモノで出来ているのだと思う。
そう、だからもとに戻れるんだ。
どんなに傷つけられても
どんなに傷めつけられても、
どんなにも、どんなにもだ。
だから僕は相当な馬鹿者だ。
だから僕はまた優しくなれる。
なんて愚かな強さ。
たくましいわけではない。
だけどある意味強い。
バカは死ななければ治らないと言われているが、
きっと僕は死んでも治らない。
不治の病のようなものだ。
まったく、お気の毒様だ。
だけど、それでもいいだろう？
バカにつける薬ないのだから、
薬要らずの人生だ。
僕はどれほどまでにも
優しくなれるから
いつかきっと
向日葵のようになれるだろう。
丘の上のひまわり畑でみんなと
一緒に風に揺られているのか、
それとも、ひとり断崖の岬に咲いているのか？
キミはどちらだと思うかい？
キミにはわかるだろう？
キミは僕のようだから、
僕はキミのようだから、
だけどもう忘れてしまったよ。
たぶん。
……まったく大馬鹿者だ。
向日葵が笑っている。